これはもう”ほぼ”ハイエース! 上海で出会った激似ソックリカー PART2【上海ショー2017】
- 筆者: 加藤 久美子
- カメラマン:Hiroto.Kato
街中で違和感なく佇むハイエース・・・かと思ったら!?
圧倒的な耐久性と信頼性、優れた機能性で世界中で人気のトヨタが誇る名車、「ハイエース」と「ランドクルーザー」。
中でもハイエースのコピー商品は中国では当たり前のように存在し、すっかり街の風景にも、モーターショー会場の風景にも溶け込んでいる。上海モーターショーで見つけたハイエース、ランクル、コースター激似!?の車たちを紹介してみよう。
え、ハイエースじゃないの!?「九龍 EW4」
ハイエースそのもの?というスタイルのワンボックス車。8立方メートル超の大型積載空間が自慢で、架装のベース車両として人気があるようだ。もはやデザインをパクった~というレベルではないのが、すごいところ。ボディサイズはベース車両のボディサイズは全長4840/4990×全幅1880×全高2285mmと、ハイエースのワイドボディ・ハイルーフ・ロング(標準長)車と同等。全体に違和感は全くない。ロゴマークまでトヨタっぽいし、街中にいても全く気にならない(笑)。ほぼ唯一の見分けポイントは、大きなテールランプくらいだろうか。
そして、ハイエースと最も大きな違いは、この車はピュアEVだということ! むしろ本家ハイエースにもない仕様で驚く。一充電あたりの走行距離は260kmとあるので、あまり遠出はできなさそう。
■九龍 EW4 スペック:耐電圧:360V/バッテリー容量:45.1kWh/最大出力:100kW/最大トルク:320Nm
ハイエースもあればアルファードも・・・「九龍艾菲」
こちらはほとんどアルファードのような姿のミニバン。
7名乗車でエンジンはガソリンのみ。三菱製の4G94D(1.9リッター)と、同じく4G69MIVEC(2.4リッター)を搭載。最高速度は180km/h。ボディサイズは全長4900×全幅1835×全高1890mm。ホイールベースは2950mmと、かなりゆったりの室内が特徴だ。価格は日本円で200~400万円といったところ。
なかなか上級車っぽい雰囲気を醸し出しているが、しかし!
ドアを見て…あぜん。え?これは?ドアが浮いている?
この状態で世界的なモーターショーに展示するという大胆不敵なセンスに感動すら覚える。何かの機能があるのかと思って、何度かドアを開閉しながらよく見てみたが特にそれはない模様。ちなみに鉄板もなんだか薄くてよれている印象だった・・・。
これはランドクルーザー? はたまたレンジローバー!?「紅旗 LS5」
紅旗といえば、歴史ある自動車メーカー第一汽車の高級車ブランド。第一汽車の設立は1958年で国家指導者の公式車両に指定されるなど、由緒正しい中国車の最高峰である。紅旗はトヨタにおけるレクサスのような位置づけ。ちなみにトヨタ自動車とも提携しており、これまでトヨタ・クラウンマジェスタをベースとするHQ3、トヨタ・クラウンをベースとするH7といった車を発売している。上海モーターショーでは巨大な展示スペースを独占し、来場者サービスとして充電スポットを無料開放していた。
さて、そんな中国政府お墨付きの紅旗のメインブースに展示されていたのがこちらのLS5である。見た目のシルエットはランクル200系もしくはLEXUS LX570風。3列シートで7名乗車、V8 4.0リッターエンジンを搭載するフルタイム4WDの高級SUVである。ボディサイズは全長5198×2095×1890mmでランクル200系よりも一回り大きい。0‐100km/hは8.8秒で、渡河性能の最大水深数値は700mmを誇る。ガソリンタンクはなんと117L!と、なかなか豪華でパワフルなSUVなのだが、実はまだショーモデルの段階で未発売とのこと。発売されたらランドクルーザーやレクサスのライバルとなるのだろうか?
こちらはけっこうオリジナル度高い「北汽集団 GS8」
こちらはフロントより後姿がランクル200系を想わせる北汽集団 GS8。
とはいえBJ40Lに比べれば”パクリ”度は低く、むしろオリジナル度も高い。ボディ全体のボリューム感に加え質感もそれなりに高かった。
[レポート:加藤久美子]
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