【試乗】スバル 新型 レヴォーグ[プロトタイプ] 動画試乗レポート/河口まなぶ
- 筆者: 河口 まなぶ
- カメラマン:茂呂幸正 動画:LOVECARS!TV!
スバリストの心にグッ!と刺さる魅力満載
4月15日に正式発表され、6月20日よりいよいよ発売となるスバルの新型ワゴン「レヴォーグ」は、まずこれまでのスバルファンに刺さる要素が満載のクルマだ。特に現行「レガシィツーリングワゴン」がサイズアップしたために買い替えを躊躇していた層に対して、確実にリーチするモデルだ。
最大の理由はボディサイズ。レヴォーグは現行レガシィよりも一回り小さな全長4690×全幅1780×全高1485mmの3サイズとなる。全幅を1800mm以下として日本の道路事情でも扱いやすいサイズとしたことに加え、特に全長4690mmが説得力となっている。このサイズは、先々代レガシィツーリングワゴンの全長4680mmとほぼ同じだ。レヴォーグは“日本専用モデル”を謳っているが、この全長こそがまさに日本を意識したサイズ=好評だった先々代レガシィのサイズ、というわけだ。
要は大きくなり過ぎたスバルの主役レガシィツーリングワゴンを、レヴォーグという新モデルで置換するという戦略。同時にレヴォーグを主役へと置換して新たな価値観を際立たせ、これまでの他銘柄ユーザーを引き込む狙いもある。
そうした狙いを構成する要素のひとつが新開発された1.6リッター直噴ターボのボクサー(水平対向)エンジンだろう。スバル=ターボのイメージは一昔前はパワフルさの証だった。しかしこの1.6リッター ボクサーターボでは、ターボ=優れた燃費と動力性能を両立するためのものとしている。事実、170ps/25.5kgmというスペックながらも1回のガソリン給油で1000kmのマイレージを稼ぐと謳う17.4km/Lの燃費を実現する。これによって燃費に優れながら、楽しさ気持ち良さを併せ持つスバルの価値を訴求するわけだ。
同時にお馴染みの2.0リッター直噴ターボは上級モデル用として、従来からのパワフル志向のユーザーが満足できる300ps/40.8kgmという高性能を与えている。
スバリストのみならず、新たなスバルファンを生み出す原動力にも
さらに他銘柄キラーといえるコンテンツであるアイサイトが第3世代に進化したことも商品性の高さに拍車を掛ける。カメラがカラー認識したことでブレーキランプ等も検知するため、よりきめ細かやな制御となる。また自動操舵機構も加わり、車線維持をもアシストするようになど、これから新車を買うならアイサイト…というニーズを存分に満たす。
つまりスバル レヴォーグは、これまでのスバルファンはもちろん、新たなスバルファンを増やせる高い商品性に溢れたクルマということ。しかも! 単なる便利で燃費に優れた道具としてのクルマではなく、乗って走って使って楽しいクルマになっている辺りが、“スバルらしさ”というわけだ。
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スバル レヴォーグ[プロトタイプ]に一番乗り!【LOVECARS!TV!】
[レポート:河口まなぶ/動画:LOVECARS!TV!/Photo:茂呂幸正]
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