ブリヂストン レグノ GR-XT 試乗レポート(1/4)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:オートックワン編集部
ブリヂストンのサルーン向けトップブランドタイヤ「REGNO(レグノ)」
ブリヂストンのレグノといえば、静粛性や乗り心地を重視したタイヤとして知られ、輸入車などのプレミアムサルーンのユーザーを中心に幅広い支持を得てきたタイヤだ。
ブリヂストンにとって、ポテンザがスポーツ性を象徴するブランドであるのに対し、レグノはプレミアム性を象徴するブランドとして位置付けられている。
レグノが最初にデビューしたのは1981年のGR-01だから、すでに30年の歴史を持つ。レグノはその後、GR-04、GR-5000、GR-9000などとモデルを重ねてきた。
ちょっと年配のユーザーなら、かつてテレビCMに007のショーン・コネリーを起用したことや、あるいは静粛性を強調するためにクルマが石畳の道を走る脇で鳩がおとなしくしているシーンが映されたりしたテレビCMを覚えているだろう。
そのレグノが新しい時代に合わせてさらに進化を遂げ、2月1日から発売された。
レグノの特徴は、あくまでも静粛性や快適性にある。そうしたレグノの特徴となる部分を伸ばしながら、同時に転がり抵抗を低減して燃費性能を高めたのが今回の「レグノ GR-XT」だ。
詳しい特徴は順に説明するが、最近タイヤ業界が採用している低燃費タイヤのラベリング制度によれば、レグノGR-XTの転がり抵抗性能は5段階のうち3番目の「A」、ウェットグリップ性能は4段階のうち2番目の「b」とされている。
どちらかに特化したタイヤではないが、燃費とウェット性能を高い次元でバランスさせたタイヤであることが分かる。
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