KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」海外試乗レポート/嶋田智之(1/3)
- 筆者: 嶋田 智之
- カメラマン:KTM
オートバイメーカーが造った「まるでオートバイのようなクルマ」
まるでオートバイのようなクルマ、と形容されるスポーツカーというのがいくつか存在する。例えばケータハム・セブンなどは、その代表例といえるだろう。セブンは間違いなく超軽量級スポーツカーの中で最も魅力的なチョイスのひとつだ。とはいえ、ケータハムはF1こそ作ってはいるけれど、オートバイを作ったことは一度もない。だが、こちらは正真正銘のオートバイメーカーが作ったオートバイようなクルマ。オーストリアのKTMというメーカーが販売している「X-BOW」(クロスボウ)である。
日本のホンダやスズキなどもオートバイ作りからスタートし、現在では2輪と4輪を並行して生産することでも世界中に名前を知られているが、どちらも実用系からスポーツ系まで幅広く手掛ける総合メーカー。少なくとも現在は“オートバイのような”と形容されるスポーツカーは作っていない。
KTMが面白いのは、オートバイも一貫してスポーツ性の高いモデルしか手掛けないところ。大昔に僅かな期間のみモペットを作ったことはあるが、基本的には実用車には目を向けていない。そういうメーカーだから、自社ブランドのクルマを作ろうと考えたときも、スポーツカー以外には全く目が向かなかったようだ。そして2007年のジュネーブ・ショーで発表されたのがX-BOW、というわけだ。
X-BOWというスポーツカー
KTM X-BOWはマニアの間ではよく知られた存在だが、一般的にはメジャーな存在とは言い難い。簡単に説明をしておく必要があるかも知れない。
KTMはオートバイの分野でもモータースポーツというものを大切にしていて、当たり前に競技専用車も販売していれば、公道用のモデルにもそのテイストを強く盛り込んだものが多い。X-BOWも同じフィロソフィの中から生まれている。サーキット走行を堪能できるパフォーマンスを持ち、ワンメイクレースなどにほぼそのまま参加できるマシンであるが、街中でもその非日常的な気分をたっぷり味わえるうえにワインディングロード辺りでは何の不満もなくスポーツドライビングを楽しめる。全方位的にスポーツできるクルマとして計画されたといっていいだろう。
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