アウディ、R8 e-tronの開発工場を初公開

アウディは、同社初の電気自動車「アウディ R8 e-tron」の開発工場内部を初めて公開した。

アウディ R8 e-tronは、アウディブランドの長所を最大限に活かした高いスポーツ性を持つ電気自動車。

ネッカーズルムで開催された第122回Audi AG年次総会では、各メディアのジャーナリストに対して、Audi R8 e-tronの開発工場の内部が初公開された。

アウディ R8 e-tronでは、電気自動車の効率を高めると同時に航続距離を伸ばすために、アウディの中核技術の一つ、アウディ スペース フレーム（ASF）テクノロジーの採用を決めた。

アルミニウムで製作されるアウディ R8 e-tronのボディ単体重量は、200kgをわずかに上回るレベルに抑えられており、この軽量ボディのおかげで、Audi R8 e-tronの重量は僅か1,600kg。

アウディ R8 e-tronのアルミニウムボディは、現在量産中のアウディ R8のボディの生産工程に非常に近い条件下で製造される予定だという。ボディは、量産モデルのAudi R8と同一の塗装プロセスが採用される。その後、ハイルブロン-ビベラッハのサテライト工場に搬送され、最終組立が行われる。

アウディでは、2012年後半には小規模生産によるAudi R8 e-tronスポーツカーが一般道を走行することになるとしている。