フォード、Kuga(クーガ)を発売開始
フォード・ジャパン・リミテッドは、コンパクトSUVであるフォード Kuga(クーガ)を10月5日(火)より全国のフォード販売会社を通じて発売を開始した。
Kugaは、コンパクトなボディサイズに、フォードが提唱するキネティック・デザインコンセプトを取り入れたエモーショナルなデザイン、フォードSUV伝統のオフロードでの高い走破性、そしてSUVの概念を超えるオンロードでの優れたドライビングダイナミクスを高次元で融合させた次世代のSUVである。
今回、日本にはTitanium(タイタニアム)とTrend(トレンド)の2タイプを導入する。200psを発揮する2.5L ターボエンジンとセレクトシフトモード付の5速オートマチックトランスミッション、高い走破性を誇るインテリジェントAWDシステム、そして車の横転を防止するARM(アンチロールオーバーミティゲーション)や統合的に各乗員保護装置を機能させるインテリジェントプロテクションシステムなどの安全装備は共通とし、いずれのモデルを選択してもKugaの優れたドライビングダイナミクスを安全に快適に楽しむことが出来る機種体系とした。
上級グレードのTitanium(タイタニアム)にはバイキセノンHIDヘッドランプやオートランプシステム、雨滴感知式フロントワイパー、自動防眩ルームミラーを装備したほか、インフラレッド・コーティング(赤外線反射コーティング)を施した1,050mm×785mmの面積を誇るガラス製パノラミックルーフを採用。さらにオートスピードコントロール、左右独立温度調整機能付オートエアコン、シートヒーターを内蔵したフロント6ウェイ本革パワーシート、運転席/助手席シートバックテーブルなどを採用し、より車に快適性を求めるユーザーに対して装備を充実させている。
価格は全国希望小売価格でTitanium(タイタニアム)が378万円、Trendを335万円とし、成長著しい輸入小型SUV市場において、戦略的な価格設定とした。
Kugaの主な特徴
コンパクトなサイズに最新のSUVとしての価値を凝縮
フォードSUVとして路面を選ばない高い走破性に加え、新世代のSUVとしての優れたドライビングダイナミクスを融合させるべく、パワフルなエンジンと優れたハンドリングを実現するシャシー、そして先進のインテリジェントAWDシステムを採用している。
インテリジェントAWDのアクティブオンデマンドカップリングは、エンジン、ABS、ESP、TCSを含む各種システムから送られる信号に基づいて瞬時に計算し、加速時、減速時に最適なトルクを最大前後50:50まで車輪に配分。発進時から最大10%のトルクを後輪に伝達し発進時のホイールスリップを防止、常に最大のグリップを得られるよう設定されている。
キネティックデザインによるモダンで洗練されたデザイン
フォードがグローバルで展開しているデザインコンセプトであるキネティック・デザインは商品の持つ優れたドライビングダイナミクスをデザインに反映させ、車をよりエモーショナルかつ視覚的にアピールするもので、彫りの深いプレスラインとピンと張ったような面・構成が特徴。またデザインキューとして“台形”が随所に用いられているのもキネティックデザインのポイントである。フォードはこのキネティックデザインをSUVに巧みに展開、コンパクトなサイズながらダイナミックで美しいプロポーションをKugaに与えた。
先進の技術による高い安全性
KugaのESPにはARM(アンチロールオーバーミティゲーション)が組み込まれている。ARMが前輪を制動する際エンジントルクはゼロまで弱められ、車体のロールを低下させ横転の可能性を最小限に抑える。
万一の事故の場合、フォード独自の安全技術であるIPS(インテリジェントプロテクションシステム)が作動、6つのエアバッグ、シートベルトプリテンショナー&ロードリミッター、さらにアンチサブマリンシートなどが必要に応じて相乗的に作用し、乗員保護効果を最大化する。またキャビンへの衝撃の侵入を最小限にするため、クラッシャブルゾーンでエネルギーを十分に減速させ、キャビン部分は変形に対して強い耐性を持つ超高張力鋼(UHSS)をふんだんに用い、Aプラー、Bピラーには二相鋼を採用することで安全な室内空間を確保している。