マツダ「アクセラ」に1.5リッタークリーンディーゼルエンジン搭載モデルを追加
マツダは、スポーツコンパクト「アクセラ」を大幅改良し、7月14日より順次発売*する。クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」を追加し、既存の「SKYACTIV-D 2.2」と2種類のクリーンディーゼルエンジン搭載車を設定した。
消費税込み価格は、「アクセラスポーツ/アクセラセダン」が1,760,400円~、「アクセラハイブリッド」が2,473,200円~。
* 「SKYACTIV-D 1.5」搭載車、「SKYACTIV-G 1.5」搭載車、「SKYACTIV-HYBRID」搭載車は7月14日発売。「SKYACTIV-D 2.2」搭載車は2WD(FF)車が8月、AWD車が9月発売予定。
マツダの目指す「人馬一体」の走りや、それを支える理想的なドライビングポジションなど、2012年に発売した「CX-5」以降の新世代商品群は、一貫して人間の特性、感覚を徹底的に研究し、人間にとって気持ちのよい走りを追求した「人間中心の開発哲学」の考えを基に商品を開発している。
今回の大幅改良では、エンジン、トランスミッション、ボディ、シャシーなどのSKYACTIV技術群を統合的に制御することで、「人馬一体」の走行性能を高める新世代車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第一弾「G-Vectoring Control(G-ベクタリング コントロール)」や、クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」のノック音自体を抑制し心地よいエンジンサウンドを追求した「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」などを初採用。「人間中心の開発哲学」に基づき、あらゆる領域を深化させている。
▼大幅改良の概要
1.ドライバーが意のままに操れる「人馬一体の走り」を追求したダイナミック性能
◆「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第一弾「G-ベクタリング コントロール」を初採用
-ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを緻密に変化させることで、横方向と前後方向の加速度を統合的にコントロール。タイヤの接地荷重を最適化して人間の身体感覚に合った自然で滑らかな車両挙動を実現する制御技術。
-日常域から緊急回避シーンまで一貫した制御効果を付加し、あらゆるドライバーへ運転の安心感を提供。特に降雪、降雨時などの滑りやすい路面でより高い効果を発揮し、操縦安定性を向上。
-乗員にかかる加速度の変化をより滑らかにつなぐことで、体の揺れが減り、乗り心地も改善。
◆SKYACTIV-Dのノック音自体を抑制し心地よいエンジンサウンドを追求
-ノック音の原因であるエンジン燃焼による圧力波(エンジン加振力)と、部品の共振周波数(構造系共振)との関係に着目し、特に音量が大きい周波数帯別に静粛性を向上させる技術を標準装備。
「ナチュラル・サウンド・スムーザー」
-周波数帯3.6kHz付近のノック音の原因である燃焼時のピストンとコネクティングロッドの振動を減衰させるピストンピンに組み入れたダンパー。
「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」
-周波数帯1.3kHz、1.7kHz、2.5kHz付近で発生するノック音は、エンジン加振力と構造系共振のピークが重なる事で増幅していることが判明。燃料噴射タイミングを0.1ミリ秒単位で制御し、エンジン加振力を構造系共振と逆位相にさせ、ノック音を低減。
◆夜間視認性を高める「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」を採用)
「グレアフリー(防眩)ハイビーム」
-左右各4ブロックに分割されたLEDを個別に点灯・消灯できる方式をハイビームに採用。
-ハイビームでの走行を基本として、対向車や先行車のランプなどを検知すると、その部分を含むブロックのLEDのみを消灯。
-前方車両のドライバーに眩しい思いをさせることなく、ハイビームの優れた視認性を確保。
-40km/h以上で走行時に作動。
「ワイド配光ロービーム」
-40km/h以下で走行時に、これまでのロービームでは光が届かなかった左右方向を照らし出し、夜間の交差点などでの視認性を向上
「ハイウェイモード」
-95km/h以上で走行時にヘッドランプの光軸を自動で上げ、より遠方の視認性を向上。
4.デザイン
◆大人の落ち着きを感じさせる精悍かつ品格のあるエクステリアデザイン
-クルマとしての骨格を重視し、水平基調の造形で左右への広がり感と前後方向の軸の強さを追求。
-ワイド&ローなスタンスを際立たせ、大人の落ち着きを感じさせる精悍かつ品格のあるプレゼンスを実現。
-「機械の持つ精緻な美しさの追求」をテーマに、力強い陰影のコントラストと表面の緻密さを高次元で両立することで、リアルな金属質感を実現した新色「マシーングレープレミアムメタリック」を採用。他、新色の「エターナルブルーマイカ」と「ソニックシルバーメタリック」や、デザインテーマ「魂動」のイメージカラー「ソウルレッドプレミアムメタリック」など、全9色を設定。
マツダの小飼雅道 代表取締役社長兼CEOのコメント
「マツダは『お客さまの人生においてかけがえのない存在となり、お客さまと特別な絆を持ち、選ばれ続けるオンリーワンのブランドになること』を目指しております。そのために今後も常に『人間中心の開発哲学』に基づいた次世代技術を、モデルチェンジなどのタイミングにとらわれず、反映させてまいります。また、クリーンディーゼルエンジンは今後も重要な環境技術のひとつと考えており、日本をはじめ、グローバルにクリーンディーゼルエンジンの更なる普及を目指してまいります。」
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