autoc-one.jp 記事・レポート 自動車ニュース スズキ、燃費不正行為は無いが、国の規定と異なる方法で測定~調査対象はワゴンR・ソリオなど16車種~

自動車ニュース 2016/5/18 16:49

スズキ、燃費不正行為は無いが、国の規定と異なる方法で測定~調査対象はワゴンR・ソリオなど16車種~

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(左から)スズキ株式会社 鈴木俊宏社長、スズキ株式会社 鈴木修会長

スズキ株式会社は、国土交通省より排出ガス・燃費試験における実態調査の指示を受け、本日、調査結果を同省へ報告したと発表した。

同社によると、社内にて測定したデータについて調査したところ、燃費性能を偽る不正行為は無かったが、四輪車の排出ガス・燃費試験業務について国土交通省が定める規定と一部異なる取扱いがあったとする。

(1)国が定める規定と異なる測定方法について

スズキ株式会社 代表取締役会長 鈴木 修氏(画像は2014年)

現在販売している16車種について走行抵抗の測定状況を確認したところ、申請時には、惰行法により実測したデータではなく、惰行法実測値と比較し妥当性をみた上で、タイヤ、ブレーキ、トランスミッションなどの装置毎の転がり抵抗の実測値や風洞試験装置での空気抵抗の実測値を積み上げた走行抵抗値を使用していたことが判明。

(2)原因

同社が所有する相良テストコースは、海に近く丘の上にあることから風の影響を著しく受けるなど、天候に左右されるため試験が困難であったことが背景に。

昨今の低燃費技術の向上に伴う転がり抵抗の低下や車体の軽量化により、風による影響を受けやすくなってきており、測定結果のばらつきが大きくなる傾向にある。例えば低転がりタイヤを採用する場合に、その効果をばらつき無く把握することが難しく、データを取得するためには、何度も繰り返し測定を行う必要があった。

(3)燃費値等への影響

今回、既に持っている惰行法による実測データに加えて、惰行法による実測データを追加取得し、全ての申請値と惰行法実測値の関係を改めて検証した結果、全ての申請値が惰行法による実測値の測定誤差の範囲内であることを確認した。

したがって、申請した走行抵抗値及びそれにより測定した燃費値については修正の必要はないと考えている。また、排出ガス性能についても、保安基準に適合しており、問題はないと考えている。

お客様には引き続き安心してお乗りいただきたいと考えている。

(4)調査対象車種16車種

スズキ ワゴンRスズキ ジムニー

<軽四輪車>

アルト(2014年12月22日発売)/アルトラパン(2015年6月3日発売)/ワゴンR(2012年9月19日発売)/ハスラー(2014年1月8日発売)/スペーシア(2013年3月15日発売)/エブリイ(2015年2月18日発売)/キャリイ(2013年9月20日発売)/ジムニー(2010年JC08対応)

<登録車>

ソリオ(2015年8月26日発売)/イグニス(2016年2月18日発売)/バレーノ(2016年3月9日発売)/SX4 S-CROSS(2015年2月19日発売)/スイフト(2010年9月18日発売)/エスクード2.4(2012年JC08対応)/エスクード(2015年10月15日発売)/ジムニーシエラ(2010年JC08対応)

なお同社では、海外については本件とは関係なく、業績予想に与える影響につきましては現時点ではないと考えているとする。今後、業績予想の修正が必要とされる場合には、速やかに開示するとしている。

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