スバル レヴォーグに“STI”の名を冠した最上級モデルが登場!「レヴォーグ STIスポーツ」【徹底解説】(1/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
“スバル”を明確に表現していると言える「レヴォーグ」
スバルはバブル経済期でも車種の数をあまり増やさず、絞り込んだクルマ造りを行ってきた。
これを支えるのは、スバルが長年にわたって採用を続けてきた「水平対向エンジン」と独自の4WD技術「AWD」だ。さらに、今では高性能な緊急自動ブレーキと全車速追従型のクルーズコントロールを併せ持つ「EyeSight」も加わった。
トヨタのハイブリッドシステム、マツダのスカイアクティブテクノロジーなど各社とも独自の技術を備えるが、スバルの水平対向エンジン/4WD/EyeSightは、OEMによる軽自動車を除けばほぼ全車に採用される。スバルほど技術指向の強いメーカーは少ないだろう。
水平対向エンジンは重心を低く抑えることが可能で、4WDは駆動力の伝達効率や走行安定性を向上させる。これはさまざまな性格のクルマにメリットをもたらし、高性能なスポーツモデルでも効果が高い。
そこでスバルは水平対向4気筒の2リッターターボのみを搭載するWRXを設定し、ほかの車種にも2リッターターボのスポーティグレードを用意する。
スポーツ性よりも質感を向上させるセッティングを施した。クルマが備える走りの性格は、主に走行性能を高めるスポーツ性と、乗り心地を中核とした快適性に分類され、レヴォーグSTIはこの2つを両方とも向上することを狙った。レヴォーグが持つ走りのバランスを変えず、商品力を総合的に高めた仕様と考えれば良いだろう。
足まわりには、専用チューニングされたビルシュタイン製ショックアブソーバーと、コイルスプリングを使う。
前輪側にはDampMaticII(ダンプマチックII)と呼ばれるショックアブソーバーを装着した。メインバルブのほかにコンフォートバルブと呼ばれる2つ目のバルブを設けたことが特徴だ。
通常の走行領域では、オイルの流量を増やして減衰力を下げることで乗り心地を向上させる。コーナリングや大きなデコボコを乗り越えた時は、ボディの動きをしっかりと受け止める。コイルスプリングもショックアブソーバーに合わせてチューニングを行った。
ちなみにDampMaticIIは、現行型のWRX・STI・S207に日本車で初採用された。レヴォーグSTIスポーツでも、走行性能と併せて乗り心地を向上させるコンセプトにかかわるメカニズムに位置付けられる。
このほか電動パワーステアリングは、専用のクランプスティフナーによって補強され、支持剛性を高めることで操舵感を正確にした。
STIスポーツでは外観も異なり、フロントグリル/バンパー、18インチアルミホイールは専用のデザインになる。同じく専用のLEDフロントフォグランプ、大型デュアルマフラーカッターなども備わる。
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