スズキ ワゴンR 試乗レポート(1/4)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:原田淳
やっぱり軽はこのクルマ!!スズキ ワゴンR
1993年にとてつもない軽自動車がデビューした。その名はワゴンR。実は、今思えばこのワゴンRこそ、「軽自動車は使えるクルマ」というイメージを多くの人に与えた1台だと感じている。
トールボーイスタイルを最初に提唱したのは1990年の三菱ミニカトッポではあるが、マルチワゴンというカテゴリーを築き上げたのは、やはりワゴンRだと思う。軽自動車と言えば、セダンかハッチバックかスペシャリティくらいのもので、「小さい割に人も荷物も積める、それでいて商用車とは違うオシャレなクルマ」なんてものが無かったところに、新境地を築き上げた功績はかなり大きいと感じる。
あれから15年。今、そのカテゴリーが軽自動車の主流となっている。
当然のことながらそんな美味しい市場をライバルたちも放っておく筈もなく、今も競合車が続々と登場し続けている。そんな状況の中、15年間No.1の販売台数を誇っているのはさすがだ。その売れ続けている謎解きを何度も試みてはいるのだが、結局はいつもユーザーメインで考えてくれているのだと実感できる、フレンドリーなベーシック性能の高さに理由があるのではと感じる。そして手っ取り早く言ってしまうと、今度の新型4代目ワゴンRもそれをしっかりと確信させてくれるものだった。
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