スズキ ワゴンR 試乗レポート(4/4)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:原田淳
またも他がおののく出来栄えのワゴンR
4代目ワゴンRは先代で途中から追加されたスティングレーモデルが最初からラインアップされている。
ワゴンR&ワゴンRスティングレーとどちらにもNAとターボエンジンが用意され、パワートレーン的に違うのは5MTのラインアップがワゴンRにしかないことくらいだ。しかし見た目はガラリと違うし、オマケに装備はかなりの違いがあるのである。
まず、前述したターボモデルの7速パドルシフト。そして、軽初となる空気圧警報装置の採用、カーテンエアバッグ&サイドエアバッグの標準装備化。フロントに装着されるフロントベンチレーテッドディスクブレーキ、オートライトシステムの採用、ESPのオプション設定といったところだろうか。もはやひと昔前の軽自動車とは思えない装備である。
これらの装備や上質感といったこともあるのだろうが、実際運転席はもちろんのこと、後席に座っていても軽自動車という感覚がすっかり抜け落ちてしまうほど快適なのである。少々残念なのは、運転席シートリフター、チルトステアリングがスティングレーにしか設定がないことだ。
スタイリングは普通のワゴンRが好き!という人が、基本中の基本のドライビングポジションを取る装置をオプション設定でも選べないというのは切な過ぎるので、ここは改善して欲しいところである。
しかし今度のワゴンRの出来栄えには、ライバル達もかなりおののいているのは間違いなさそうだ。
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