レクサス NX200t・NX300h 試乗レポート／国沢光宏(3/4)

もはやハイブリッドは普通のパワートレインへと進化した～「レクサス NX 300h」～

続いてハイブリッドモデル「レクサス NX 300h」を試す。

これまたハリアーと基本的に同じながら、若干セッティングを変えているという。強いて言えば「ガソリエンジンに近い乗り味」です。

ハリアーの場合、ハイブリッドらしさをキッチリ感じさせる。レクサス NXだと「ハイブリッドであることを意識させる必要無し」という判断か。

4WDに加え、FFハイブリッドモデルも新設定

もはやハイブリッドって普通のパワーユニットになった。ハイブリッドであることを意識させず、アクセル踏んだ時に自然な走りをしてくれる方がいいかもしれません。

ハリアーとの違いは、4WD(四輪駆動)モデルに加え、後輪駆動用モーター無しのFF(前輪駆動)モデルも選べること。

乗り比べてみたら、圧倒的にFFの方が素直。車重は60kgしか違わないため、重さを感じているワケじゃないと思う。乗り心地のドタバタ感の差かもしれません。

ブレーキのタッチまでFFの方が違和感無し。雪道を走らないというならFFというチョイスも良いかもしれません。アメリカだとFFの販売比率が高いのだった。

「NX 200t」と「NX 300h」、どっちがオススメ！？

レクサス NX 300hの加速性能は、日本の道路環境で使う限り必要にして十分。システム出力220馬力だからして、238馬力のターボモデル200tにこそ届かないものの、車名の「300」の通り3リッターエンジンと同じくらいの走りを見せる。燃費と走りのバランスを考えたらハイブリッド。クルマの楽しさを期待するならターボでしょう。

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