[レクサス IS 新型車速報]レクサス ISがフルモデルチェンジ~IS初のハイブリッドモデル「IS300h」も新登場~
- 筆者:
官能性能にこだわった、レクサスの新型プレミアムスポーツセダン「IS」
レクサスは5月16日、プレミアムスポーツセダン「IS」シリーズをフルモデルチェンジした。従来の「IS250」「IS350」に加え、新たにハイブリッドモデルの「IS300h」も追加された。
BMW 3シリーズやメルセデス・ベンツ Cクラスなど、内外メーカーの数々の強豪ライバル車に対抗すべく、「官能性能」(数値上の性能だけではなく、実際に乗って愉しさを実感出来る性能)にこだわり開発されたという新型IS。スポーティさをそのまま表現したかのような大胆なスタイリングなど、注目ポイントも多い。順を追って紹介していこう。
ハイブリッド車は3リッター車並みの加速性能と小型車並みの低燃費を両立
今回新たに追加されたハイブリッドモデル「IS300h」は、最高出力178ps(131kW)/6000rpm/最大トルク22.5kg-m(211N・m)/4200-4800rpmの2.5リッター 直列4気筒 アトキンソンサイクル「2AR-FSE」D-4S 直噴エンジンと、143ps(105kW)/30.6kg-m(300N・m)のパワフルなモーター+ニッケル水素電池が組み合わされられる。システム最高出力は220ps(162kW)に達し、3.0リッター車クラスの加速性能と、23.2km/L[JC08モード]をマークするクラストップの燃費性能を兼ね備えるあたり、イマドキのプレミアムカーに相応しい。おそらくは新型ISシリーズでダントツの売れ筋モデルとなるだろう。
「IS250」「IS350」「IS300h」ともに、標準グレードのほかに「F SPORT」「version L」の3モデルがそれぞれ用意され、FR(後輪駆動)モデルのほか、IS250ではAWD(4輪駆動)モデルも設定される。
ISシリーズのイメージリーダー「F SPORT」はさらに進化
従来型のモデル途中から設定が始まった「F SPORT」は、レクサスのスーパースポーツ「LFA」のDNAを受け継ぐモデル。メッシュグリルやエアロパーツ、専用18インチアルミホイールなど、よりスポーティな装飾を加えたエクステリアや、専用開発されたスポーツシートや専用メーターなどの独自インテリアを与えられた、新型ISのイメージリーダー的存在だ。もちろん足回りも専用のサスペンションチューニングが施されている。
中でもV6 3.5リッターエンジン(318ps/380N・m)搭載の高性能モデル「IS350 ”F SPORT”」には、車両統合制御システム「VDIM」を進化させた「レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム(LDH)」を採用する。ギア比可変ステアリング「VGRS」や、後輪の切れ角を制御する「DRS」などを統合制御し、低速から高速までドライバーの意のままに操れる「官能性能」と安全性を両立させた。
またIS350シリーズには、IS Fに搭載される「8-Speed SPDS(スポーツダイレクトシフト)」を新採用。スポーツ走行時にはより切れ味の良い走りを、また通常走行時には多段ATらしい滑らかさとを兼ね備えた。
さらに、エンジンレスポンスや足回り、メーター表示に至るまで走行モードを選択出来る「エコ」「ノーマル」「スポーツ/スポーツ S」「スポーツ+」の最大4モードを備えた「ドライブモードセレクト」や、エンジン音を室内に効果的に響かせる「サウンドジェネレーター」など、走りの愉しさを増す仕掛けはISシリーズ全般を通して多彩に盛り込まれている。
パッケージングの見直しで後席空間や荷室を拡大
新型 レクサス ISは、パッケージの面でも進化を遂げた。ボディサイズは全長x全幅x全高が4665x1810x1430mm。全長で80mm、全幅で10mmの拡大となった。中でも、ホイールベース(前後車軸間の距離)は従来型に対し70mm延長し2800mmとなり、特に後席の足元空間が大きく拡大した。また後席6:4分割可倒式リアシートの採用や、サスペンション形状やハイブリッド用駆動バッテリー搭載位置の工夫などにより、ガソリン車・ハイブリッド車ともにトランク容量の拡大を実現した。
安全面では、ミリ波レーダー方式による「プリクラッシュセーフティシステム」や、車線逸脱警告「レーンディパーチャーアラート(LDA)」(意外なことにレクサス初採用だ)、走行時の後方車両を検知する「ブラインドスポットモニター(BSM)」、「オートマチックハイビーム(AHB)」、「ポップアップフード」など最新の装備は一通り揃える。
衝突安全性にも配慮された新型ISのボディは今回、ボディパネルの接合部を面でつなぐ「構造用接着剤」をレクサス LSに続き新採用したほか、より集中的な溶接を可能とする「レーザースクリューウェルディング(LSW)」や、素材の見直し等により、従来モデルに対し大幅なボディ剛性の向上と、軽量化を実現させた。これは燃費性能のみならず、ステアリングに伝わるフィーリングや乗り心地の向上にも繋がっているという。
新型「レクサス IS」シリーズは、「IS250」420.0万円から「IS350 ”F SPORT”」595.0万円まで[価格は全て消費税込み]。レクサスの他モデル同様に、10色のボディカラーや高品質で多彩なインテリアカラーなどを設定する。なお現時点ではスーパースポーツモデル「IS F」の登場は明らかにされていない。
レクサス 新型 IS「IS 300h ”version L”」主要諸元
全長x全幅x全高:4665x1810x1430mm/ホイールベース:2800mm/車両重量:1670kg/駆動方式:後輪駆動(FR)/エンジン種類:直列4気筒DOHC アトキンソンサイクル「2AR-FSE」D-4S 直噴エンジン/総排気量:2493cc/エンジン最高出力:178ps(131kW)/6000rpm/エンジン最大トルク:22.5kg-m(211N・m)/4200-4800rpm/モーター種類:交流同期電動機/モーター最高出力:143ps(105kW)/モーター最大トルク:30.6kg-m(300N・m)/駆動用主電池:ニッケル水素電池/トランスミッション:電気式無段変速機/燃料消費率:23.2km/L[JC08モード]/サスペンション:(前)ダブルウィッシュボーン(スタビライザー付)/(後)マルチリンク(スタビライザー付)/タイヤサイズ:225/45R17 91Wタイヤ/車両本体価格:538.0万円[消費税込み]
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。