ホンダ ステップワゴン 雪上試乗レポート(1/2)

雪上のミニバンも結構面白い！

自動車ライターとして日々の糧を得ていながら、個人的にミニバンにはまったく興味がありません。そんな私の趣味嗜好を察してか、ミニバンのインプレッションのお仕事をくださる媒体もナシ。

そういうことで負のスパイラル（？）的にミニバンから遠ざかっている不肖清水草一でございますが、今回ホンダの北海道雪上試乗会にて、初めて新型ステップワゴンに乗ることになりました。

昔からホンダのミニバンが走りにこだわっていることは重々承知しておりまして、一時は真剣に「オデッセイが欲しい、だって猛烈に低重心だがら！」と思ったこともありますが、ステップワゴンが欲しいと思ったことは絶無。とにかく背の高すぎるクルマが趣味じゃないのです。

なので、こんな仕事をしていながら、どメジャーモデルであるステップワゴンに、今の今まで一度も試乗したことがなかったのです。

そういうことで雪の上が初試乗となったわけなんですが、雪の上だとミニバンの試乗も結構面白いことに気付きました。

ミニバンは背が高いから重心が高く、安定感が本質的に低い。

性能の高いクルマを雪の上で走らせても、限界性能がまったくわからずボクシングのグローブをはめてプラモを作るみたいな感じになっちゃうけど、ミニバンは基本性能が低いので、雪の上でマトモに走ってくれればそれだけで拍手！っていう感じで面白いのです。