ホンダ シビック タイプR 試乗レポート(3/3)
- 筆者: 日下部 保雄
- カメラマン:村西一海
シビックワンメークレース仕様車プロトタイプ
伝統のシビック・ワンメイクレースが復活する。シビックレースは81年に誕生して以来、数々のレースシーンを演出してきた。ハコの職人を育ててきたのもこのシビックだ。ボクも2世代にわたってシビックレースを転戦した一人で懐かしい。2008年から再開されるシビックレースはこれまでのインテグラによるワンメイクに変わるもので、今回はそのプロトタイプレーシングカーにチョイノリできたのだ!
低いドラポジなどはいかにもレーシングカー。ノーマルよりも冷たいメカニカルな感じのプロトに乗り込んで、最初はスリックタイヤを暖めながらゆっくり走る。温まってくるとレーシングタイヤは強烈なグリップを発揮するが反対に冷えているとまったく反応しない。
いろいろペースを上げる。グリップの高いシャシーとさらに上げられたボディ剛性は高い旋回力を発揮して頼もしい限り。感覚的にはギアを一段上げたいぐらいだ。実際、130Rは5速で十分に行ける。
まだリアが完全に煮詰められておらずポンポン跳ねたが、これは優秀な無限のスタッフによって本番仕様までには解消されるだろう。またLSDの効きもまだこれからセッティングといった感じだった。
それにしてもレーシングカーは楽しい。速く走る目的に特化しているのだか当然だが、一度味わうとその面白さから抜け出すのは難しい。君もやらないか。ただ覚悟してこの世界に入っていらっしゃい!
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