ダイハツ軽自動車特集(2/4)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:島村栄二
こだわりの上質を持つ軽自動車
ミラジーノは04年11月に現行モデルになった。先代は99年3月にデビュー、丸型ヘッドライトやボディ各所に配したメッキパーツを施したクラシカルなエクステリア、インテリアが好評だった。
2代目もそのコンセプトは同じ。こだわりの上質感をもつ軽自動車として登場した。大型のフロントグリルの丸型ライト、メッキバンパーに加え、フロントピラーを立て、リアピラーを前傾させたシルエットとガラス面とボディ面の段差を極力少なくしたフラッシュサーフェスボディも特徴だ。
グレードはL、X、Xリミテッド、ミニライトの4グレード。FFと4WDに4速ATが組み合わされている。
エンジンは全グレードともに直列3気筒DOHC、659cc。58馬力のレギュラーガソリン仕様を搭載している。このエンジンは4ツ星、グリーン税制適合だ。
試乗しての印象は4速ATのシフトショックが少なく、乗り心地はややかため。コーナーやレーンチェンジでのボディのロールはやや大きめで、ゆったりとした感じが特徴になる。ブレーキはやや重めの踏力だが、剛性感があり、上質なクルマというイメージだ。
女性的な丸型デザインが特徴
04年8月に新シリーズとして追加されたモデル。丸目のヘッドライトと1630mmという車高をもつダイハツ軽自動車系の5ドアモデル。
スタイリングはドアウィンドをはじめ、リアクォーターウィンド、テールランプなどに丸型デザインを用いているのが特徴。女性を意識している。
グレードはL、X、Xリミテッド、RS、RSリミテッドの5グレード。すべてにFFと4WD車が用意されている。エンジンは2種類。直列3気筒DOHC、659ccで、ノンターボ58馬力とターボ64馬力がある。ターボはRS系になる。
ミッションは4速ATだが、ターボ用は電子制御式の4速ATになる。またパワーステアリングもターボは電動式。ノンターボ車は油圧式を採用している。電動式パワーステアリングは燃費向上に役立つメカニズムだ。
試乗はノンターボのXグレード、FF車。コラムシフトの4速ATはスムーズな加速をする。ただし、エンジン音とミッション音の室内への侵入は若干ある。
乗り心地はややかため。スポーティな味付けだ。ブレーキは軽めの踏力で、効き味もよかった。
これまでの軽自動車にはないプロポーション
03年11月に発売されたニューブランド。新しい価値観をもつ新ジャンルの軽自動車として開発された。アクティブキッズファミリーをメインターゲットに、家族みんなと毎日楽しめるクルマがコンセプト。
特徴は、軽自動車最大クラスの2440mmのホイールベース(ブーンやパッソと同じ!)2000mmの室内長をもちながら、それを見事に消化したスタイリング。コンパクトノーズとビッグキャビンがこれまでの軽自動車にはないプロポーションをつくり出している。
グレードは、L、X、Xリミテッド、R、RSの5グレード。エンジンは直列3気筒DOHC、659ccで、RとRSはターボを装着し、64馬力。他は自然給気の58馬力エンジンを搭載する。駆動方式はFFと4WDが全グレードに用意されている。
ミッションは4速ATがFF全車と4WDのターボ車に、4WDの自然給気エンジンは3速ATが組み合わされている。シフトはインパネシフトだ。試乗はFFの58馬力車。スタートから軽快に走り、エンジン音も耳ざわりではない。ハンドリングも全高は高いがロールに不安はなく、意外にスポーティ走行もできる設定だ。
デザイン・スペックの総評
ミラジーノは乗用車的、ムーヴラテはコンパクトダイハツ軽自動車、タントはハイトワゴンというように3車ともに個性的なジャンルを狙って開発されたモデル。それぞれに楽しさがある。
上級車からののりかえならミラジーノの高級感がいい。ムーヴラテは丸味のあるボディが女性的。しかし、RSの走りは軽スポーツといってもよいほどによく走る。タントのスタイリングはユニーク。
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