もう一度観たい! おすすめクルマ映画 Vol.1「RONIN」|イラストレーター・遠藤 イヅル編
- 筆者: 遠藤 イヅル
リアルなカーチェイスがカッコいい!「RONIN」(1998)
タイトルの由来はズバリ”浪人”から
1998年のアメリカ映画です。フランスを舞台にした映画なのでフランス映画かと思われがちですが、製作国はアメリカ。タイトルの「Ronin」(原題表記、日本版は「RONIN」)はズバリ「(江戸時代の)浪人」で、ソビエト崩壊で集結した冷戦以降、居場所を失ったスパイたちになぞらえています。
ジャン・レノやロバート・デ・ニーロが出演するため日本でも有名な映画です。多くの方がご覧になったことがあると思いますが、特撮やCGを一切使用しない「リアルな」カーチェイスはこの映画のハイライトのひとつですよね。
BMW 5シリーズ(E34)プジョー 406による、物語終盤の息をする間もないほど緊迫したパリ市内でのカーチェイスも見どころですが、ここでは南仏で繰り広げられたアウディ S8 vs シトロエン XMという組み合わせに注目です。
>>リシトロエンXMって、どんな車だったっけ?[画像ギャラリー]
アウディ S8 vs シトロエン XMの戦いに注目!
A8、XMともにそれぞれの会社のフラッグシップモデルで、S8に至っては335psを発生する4.2リッターV8エンジンを搭載、しかも4輪駆動(クワトロ)を装備しています。
ところがそれにXMが負けずに食らいつくのです!
シトロエン XMがここまで激しく劇中で活躍する作品は他に無いと思いますので、その点でもRONINはやはり見どころのある映画ではないでしょうか。
またこのシーンでは初代Sクラス(W116)の、しかも「6.9」というV8搭載のモンスターモデル(おまけにサスペンションはシトロエンのお家芸“ハイドロニューマチック”を移植!)登場も見逃せません。製作側の「クルマへのこだわり」が見て取れるのです。
一点だけあるとすれば、すでに多くの映画ファンやフランス車ファンが指摘しているとおり、XMが前期モデル/中期モデルがシーンによって密かに(?)入れ替わっているのですね。まあそこはご愛嬌ということで……(笑
ちなみに。これはまめ知識なのですが、XMは中期形以降車名表記が「Xm」になります。
[レポート&イラスト:遠藤 イヅル]
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