BMW 新型3シリーズディーゼル(F30・320d) 試乗レポート -2012年秋に日本導入!-/西川淳(1/2)
- 筆者: 西川 淳
3シリーズ初のディーゼルモデルが、まもなく日本上陸!
第6世代を迎え、F30型となった現行3シリーズ。328iにはじまり、320i、320iX、アクティブハイブリッド3と、このところ矢継ぎ早にグレードを追加発表しているが、まだまだその勢いは衰えそうにない。
それどころか、今年後半の日本における輸入車シーンは、ツーリングボディの追加を筆頭に、3シリーズの“猛攻”による話題独占となりそうな気配が濃厚だ。
そして、まだ見ぬ3シリーズの主役のひとつが「320d」で、秋には日本導入が発表される。日本における3シリーズ初のディーゼルエンジン搭載車。ロングツアラー志向者を中心に、3シリーズディーゼルへの期待は高まるばかりである。
その日本上陸を目前にスペインで試乗したので、ガソリンエンジン搭載車との違いを含めてお伝えしたい。
335iに迫るほどの最大トルクが魅力の一つ
良く知られているように、欧州ではBMWやメルセデスといったプレミアムブランドでもディーゼルエンジンの需要が大きい。燃費性能(=低CO2排出量)がもちろんその最大のセールスポイントとなっているわけだが、低速域でのトルクフルな走りや、高速巡航距離の長さといった“走り”の魅力もまた、多くの人を惹き付けてやまない。
要するに、ヨーロッパの人々にとってディーゼルターボエンジン搭載車を選択することは“一石二鳥”というわけだ。 駆けぬける歓びのBMWだからこそ、“ディーゼルエンジンで一石二鳥”へのこだわりは大きい。
スペックをみれば自ずと、パフォーマンスへの期待が高まるというものだ。最高出力こそ184psと2リッターセダンとして順当な数字となっているが、ディーゼルターボといえばやはりトルク値に目がいく。
その数値、なんと1,750回転から早くも380Nm!!ガソリン直4ターボの上級モデルである328iを最大トルクで上回り、直噴直6ターボの335iに迫る勢いだ。 多くの人にとって、クルマの速さとはすなわち、出足の鋭さや気持ち良さであろう。最初のひと踏みでどれだけクルマが力強く前へと進んでくれるか。その要となるのは、パワーではなくトルクだ。
だから、低回転域で豊かなトルクが出れば出るほど、人はそのクルマを“力強く”、そして“速い”と感じる。
もちろん、その先の高回転域における伸びやかなパワーフィールをディーゼルに期待することはできないが、街中中心のドライバーや、ゆっくりクルージング志向の長距離派には、いざというときの加速フィールの良さが何よりも優先されるに違いない。
ヨーロッパの人々が、合理的にディーゼルエンジン搭載車を選ぶ理由が、そこにある。
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