トラックはなぜコンテナ付きでもバックミラーがついているの?

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トラックはなぜコンテナ付きでもバックミラーがついているの?

勤務している会社の社用車(3t車)を見ていて思ったのですが、どうして箱付(コンテナ)のトラックにバックミラーが付いているのですか?見ようにも箱(コンテナ)が邪魔で見えないと思うのですが・・・教えてください。(Z34さん)

其の疑問、MJブロンディがお答えいたします!

後ろは箱型の荷台で何も見えないのに、なぜかルームミラーがついている。これはひょっとして、自分の顔を見るためにあるのか?と思われるのも、無理はないかと思います。

なぜリアウィンドウ越しに後ろが見えないトラックにも、ルームミラーがあるのでしょう。これは、基本的には、「トラックの荷台はすべてオプションだから」というのが答えになるかと思います。

トラックの基本は、いわゆる「平ボディ」。箱のない、枠だけの荷台のタイプです。平ボディなら、リアウィンドウ越しに後ろがバッチリ見えます。当然、ルームミラーは付けるべきですよね。それがトラックの基本形なので、オプションの荷台を追加しても、基本であるルームミラーはついてきてしまうのです(もちろん、外してもかまいませんが)。

いすゞのエルフを例に取ると、平ボディが基本で、オプションでドライバン、冷凍バン、ダンプが選べますが、それらはあくまでオプション。

つまり、後から平ボディに戻すことも、できなくはありません。だからルームミラーがついている……というのはちょっとこじつけ的ですが、基本でついているものを、わざわざコストをかけて取り外すことはなかろう、というのが真相ではないでしょうか。

鏡があれば、自分の髪形などを確認することはできますし(笑)。

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清水 草一
筆者清水 草一

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。代表作『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』などの著作で交通ジャーナリストとしても活動中。雑誌連載多数。日本文芸家協会会員。記事一覧を見る

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