マツダの新型デミオ スカイアクティブって何がスゴイの?
- 筆者: 清水 草一
- カメラマン:オートックワン編集部
其の疑問、MJブロンディがお答えいたします!
テモリオッパさん、奥様が特定のクルマに興味津々だと、男としては気合が入りますね!男のパワーの源は常に女性です。
さて、新型デミオのスカイアクティブエンジンですが、これは、「マツダが世界を震撼させるかもしれない」という、革新的なガソリンエンジンです。といっても私はまだ試乗はしておらず、説明を聞いただけなので、基本的にすべてマツダの受け売りですが、技術説明を聞けば聞くほど、期待は膨らんでいます。
それはいったいどんな技術なのか? キモは、超高圧縮比。これまでガソリンエンジンの圧縮比は11前後が限界でしたが、それを14にまで高めているんです。ガソリンエンジンのエネルギー効率(燃焼エネルギーを実際に動力として使える割合)は、つい数年前まで10%程度しかなく、プリウスの約18%には大差を付けられていました(ちなみに電気自動車は30%程度)。
近年の技術革新により、フォルスクワーゲンのTSIエンジンに代表される、欧州の小排気量ガソリン直噴ターボでは、それが15%程度まで上昇して、プリウスに迫っています。しかしマツダは、欧州流の直噴ターボとはまったく別のアプローチで、燃焼効率の改善を図り、それを上回ることに成功した、とリリースしております!!
日本海大海戦の大勝利すら彷彿とさせますね。つまり、マツダのスカイアクティブエンジンは、プリウスに限りなく近いエネルギー効率を実現しているようなのです!
加えて新型デミオのスカイアクティブは、マツダ得意のi-stop(アイドリングストップ)を装備することなどで、10・15モードで30km/lという、プリウス並みのカタログ燃費を叩き出しているわけです。つまり、「究極に一歩近づいた内燃機関」ということになりますね。
絶対的な燃費では、まだプリウスにはかないませんが、スカイアクティブエンジンは構造がシンプルな分、ハイブリッドより安いのが強みです。新型デミオ スカイアクティブのコストアップは、装備を考えると10万円以下(車両価格140万円)。うれしいじゃないですか!
たとえばフィットとフィット・ハイブリッド(159万円~)の価格差は36万円ありますから、この安さは非常に魅力的です。新型デミオのスカイアクティブエンジンの最高出力、最大トルクを見ると、通常の1.3リッターエンジンより、微妙に劣っています。しかしそれは、日常走行で使う低い回転域での効率を最重視したためで、実走行での実力は、フィーリング含め、すべての面で上回っているとのことです。
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