犬を抱きながら運転している人って違反じゃないの?

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犬を抱きながら運転している人って違反じゃないの?

運転席で、犬を抱きながら運転している人を見ます。この行為は、違反にならないのでしょうか。

もし、事故が起きた場合、過失割合にも影響しないのでしょうか。(ともべぇー)

其の疑問、MJブロンディがお答えいたします!

まず違反になるかどうかですが、犬を抱いているだけでは違反にならないようですね。道交法上では、犬は「器物」です。荷物と一緒です。カバンを抱いているのと同じ扱いということになります。

これが人間の赤ちゃんなら当然違反ですが、犬はモノの扱いなので対象外なのです。もちろん、抱いた状態で事故になれば、犬はエアバッグの直撃を受けることになり、ベルト等で固定もされていないのでダメージは非常に大きいでしょう。

そして、犬が原因で事故になれば、当然ドライバーの過失となるはずです。

たとえば犬に気を取られてわき見をしたとか、犬が視界を遮ったとか言うのは、犬をそういう状態でクルマに乗せたドライバーの責任になります。犬を車内に放し飼い?にして運転するのは、かなり危険度が高いケースがあります。おとなしく座っていればいいんですが・・・。

結局このあたりは、ドライバーの意識の問題だと言うことができるでしょう。

なにしろ、人間の子供に関しても、後席シートベルト装着率はまだまだ低いままなんですから。ましてや法律の縛りもない犬に関しては・・・ということじゃないでしょうか。

周囲のドライバーにできることは、眉をひそめることより、まず警戒することだろうと思います。

犬を膝に乗せていたり、犬に車内を歩きまわらせているクルマを見たら、警戒して車間距離を開ける。これが一番賢い対処法かと思います。

MJブロンディの「ひとりごと」

我が家も小型犬を1匹飼っていますが、いつもカゴに入れてトランクに乗せています。

なので、犬に関しては心配はないんですが、正直に告白すれば、オーディオの操作でわき見をすることはしょっちゅうあります。

つまり、人間いつどこでわき見をしているかわからないということで、それを完全に規制することはできないのですね。そこまでやったらものすごく息苦しい社会になりますし。

ドライバーは常に、周囲のクルマを信用しすぎないようにしなければなりませんね。

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清水 草一
筆者清水 草一

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。代表作『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』などの著作で交通ジャーナリストとしても活動中。雑誌連載多数。日本文芸家協会会員。記事一覧を見る

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