15万キロ乗る為に交換したほうが良い部品って何?
- 筆者: 清水 草一
15万キロ乗る為に交換したほうが良い部品って何?
7年で10万キロを超えたPEUGEOT307(ハッチバック、5MT)に乗っています。
そろそろ買い替えてもとは思うのですが、なかなか気に入った車が見つからないので、15万キロまでは乗り続けようと、前回の車検でエンジンマウントとダンパーを交換しました。
タイミングベルトとウォーターポンプは8万キロで交換済みですが、あと、交換しておいたほうがいい部品というとどんなものがあるのでしょうか。以前と比べればかなり良くなったとはいえ、ラテンの車ですので、ホースなどのゴム製品などが気になるのですが。(ハイドロマフィア)
其の疑問、MJブロンディがお答えいたします!
今の愛車を気に入っていて、特に欲しいクルマがない。そんな場合、愛車に少しお金をかけて乗り続けるというのは、とてもステキな選択だと思います。
すでに下取り査定がゼロに近いクルマにお金をかけるのはムダのようにも思えますが、それは欲しいクルマがあるときの話。なければ、現在の愛車に少しお金をかけて乗り続けるのが一番安上がりです。それにしてもプジョー307のMT車とはすばらしい趣味ですね。
で、交換しておいたほうがいい部品ですが、正直言うと私個人は、そういった「転ばぬ先の杖」的な整備をせず、壊れるところまで行ってから交換すりゃいい、という方です。
なので実体験に基づいた的確なアドバイスはできませんが、メカニックの話などを総合して、できる範囲でお答えします。 事前に交換しておいて損ははい部品は、おっしゃるようになんといってもゴム類です。これらの寿命はおおむね10年10万キロですから、あと5万キロ乗るというなら、総とっかえしておけば安心でしょう。
一番はドライブベルト。これが切れるとお手上げです。ついでにテンショナーやプーリーも代えておくとさらにいいです。一式やって4~5万円くらいでしょうか。
ホース類もそろそろ寿命が来ます。バキュームホース、パワステホース、ブレーキホースなどですね。ちなみに、90年代中盤からこっち、ラテン車だからゴム類の寿命が短いということはもはやない、と私は考えています。フェラーリが使っているピレリ製のベルト類も、ここ15年で飛躍的に耐久性が上がっています。
サーモスタットや電球などの消耗品も、値段はあまり張らないので、交換してしまってもいいかと思います。ただ、これらは本当に消耗品で、定期点検などですでに交換されている可能性も高いです。整備記録簿をめくってみて、まだ交換していない部品があれば、工場と相談してみるといいでしょう。
その他オルタネーターや燃料ポンプなど値が張る部品は、余裕があればということになりますね。
MJブロンディの「ひとりごと」
私は一台を長く乗ったことはあまりないのですが、ラテン系の古めの中古車をいろいろ乗ってきています。しかしなぜか、ほとんど故障したという経験がありません。
どんなに用心していても、壊れる時は壊れるし、「壊れてから考えよう」という態度でいても、壊れない時は壊れない。だからあまり用心ばかりしても仕方がない、と考えています。
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