2リッター未満の国産小型セダンは買わない方がいい!?【MJブロンディ】
- 筆者: 清水 草一
2リッター未満の国産小型セダンは買わない方がいい!?
初めまして、20年間乗り続けたイタ車セダンですが維持費にそろそろ疲れてきたので、今度は国産の小型セダンを・・と思い色々見ています。
本命はマツダのアクセラセダンで対抗はスバルのインプレッサG4、予算に限りがある為グレードはアクセラは1.5Lでインプレッサは1.6のFFを考えていたのですが、友人から「どちらも2Lクラスを選ばなければ意味がない、この両車の小排気量グレードなんか買っても惨めなだけだぞ。ましてスバルのFFなんかそれこそ惨め極まる」 と言われたのです。
どうしてもこのクラスのセダンなら、カローラにすれば良いと言われました。
前置きが長くなりましたが、自動車のグレードでどう見ても2リッターが本命である車の劣化版である1.5リッターや1.6リッター仕様の存在意義というのは、やはり懐の厳しい者の為にメーカーがお情けで用意してくれたものと言うことなのでしょうか?
確かにアクセラ&インプレッサ、どちらもディーラーにある試乗車は2リッター仕様のみで、ディーラーにも小排気量は売る気がないように感じるのです・・。(みぁのさん)
其の疑問、MJブロンディがお答え致します!
世の中いろいろな考え方があり、絶対的な正解などありません。つまり、絶対的な間違いも存在しません。 クルマ選びも同じ。なんせ、ニーズがあるからこそ様々なグレードがあるわけですからね!
2リッタークラスのセダンの小排気量版がすべてダメとは、私はまったく思いません。ただ、モデルによってかなり違うのも事実です。
ただ、インプレッサG4の1.6FFモデルは、なかなかしっかりしたクルマです。もちろん2リッター4WDに比べるとぐっとライトでカジュアルな感じですが、スバルらしい作りのしっかり感は高く、全体的な軽快さや燃費の良さというプラス要素もあり、独自の魅力を持ったモデルに仕上がっています。
スバルは4WDに限る!というイメージはありますが、スバルはもともとFFから4WDに発展させたという歴史的な経緯があり、FFこそ基本。FFなんかオマケ、ということは決してありません。
そして、アクセラやインプレッサは、実は1.5や1.6リッターモデルの方が数が売れています。つまり主力モデルなんです!2リッターは看板で、1.5や1.6が売れ筋。そういうことですね。決してお情けで用意したグレードじゃありません。
カローラ(1.5)、アクセラ(1.5)、インプレッサG4(1.6)の3台だったら、私なら断然インプレッサG4を選びます。それはもうダントツです。アクセラならアクセラスポーツの20Sスカイアクティブのみ。カローラだったらフィールダーの1.5ですね。これらはすべて個人的な好みであって、絶対的な正解なんかじゃないことは言うまでもありませんが。
イタリア製のセダンに20年間も乗ったみぁのさんは、アクセラの1.5や、カローラアクシオに試乗する必要はありません。世の中に絶対はありませんが、これは断言できます(笑)。国産のこのクラスのセダンなら、インプレッサG4一本でいいと思います。
欧州的なしっかりした走りをする国産のコンパクトセダンは、G4しかないんです。あとはすべて「便利なゲタ」です。 それは否定的な意味ではなく、便利なゲタを求めている人の方が数的にはずっと多いわけで、世の中にとって必要な商品。
でもみぁのさんには、それでは満足できないと確信します。
MJブロンディの「ひとりごと」
熱意があれば、ディーラーもきっと試乗車を用意してくれるでしょう。あるいは、どこのディーラーに1.6リッターモデルの試乗車があるかを問い合わせて、そこまで足を伸ばしてもいいんじゃないでしょうか? ぜひご自分で確かめてみてください!
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