ロシア版ハイエースのクロカン仕様!?冒険がしたくなるバン「UAZ SGR Expedition」
- 筆者: 武内 祐徳(MOTA編集部)
UAZ(ワズ)というロシアの自動車メーカーをご存じでしょうか。主にタフな4WD車を扱っており、ソ連時代から変わらないシンプルでクラシックなデザインのクルマを世に送り出しています。
そんなUAZの人気のバン「SGR Combi(コンビ)」をベースにし、冒険がしたくなるクロカン装備を施した特別仕様「SGR Expedition(エクスペディション)」をご紹介しましょう。
トランスポーターやキャンピングカーとしても使いたくなるようなロマンの溢れる魅力的なクルマです!
軍用車のようなルックスに、クロカン装備を施した外装
1965年から大きな変更が行われていない「SGR Combi」(UAZ-3909)をベースとし、クロカンスタイルに仕上げたのが当モデルだ。
万が一に備えるカンガルーバー(フロントガード)と、スタックした際に頼りになるウインチを装備した本格仕様のフロント周り。
副変速機がついており、2WD/4WDの切り替え、極低速で走ることができる4Lも選択可能。最低地上高は205mm、渡河性能は500mmと、悪路走行でも頼りになる性能を持っています。
当モデルではさらにデフロックや、岩などがヒットした際に車両の下部を守ってくれるアンダーガードも装着済み。
全長4865mm×全幅1940mm×全高2284mmと、ハイエースのワイド ミドルルーフに比べて全幅が60mm、全高が179mm大きいボディサイズ。そしてキャブオーバーなので十分な積載が可能です。当モデルではラダーの付いたルーフラックも標準装備されているので、さらに積載量を増やすことができます。
ブラックスチールリムホイールに、4WDユーザーにはお馴染みの高耐久のBFグッドリッチオールテレーンタイヤも装着されています。
牽引ヒッチ付きリアパワーバンパーや、リアに取り付けられたスペアタイヤもクロカンらしい装備です。
本国で用意されたボディカラーはオレンジとカーキの2色。
クラシックでソリッドな内装
内装も1960年代から変わらぬソリッドさ。たとえば、変速機は金属の棒にシフトノブが付いただけ、ボディー同様の塗装がされた金属製のインパネなど、メカ感がたまりません。
インパネの中央には速度計やスイッチ類が集まっており、シンプルな配列。レトロな見た目ですが、さりげなく12Vのシガーソケットなども装備されています。
シートは前後位置・背もたれ角度も調整可能で、冬は極寒となるロシア製らしくシートヒーター付き。
当モデルでは、背後を向いた2列目に2名、3列目に2+1の3名と運転席・助手席を含め計7名が乗車できます。カーキ色の内装の場合、対面式によって軍用車のような雰囲気となります。
また泥で汚れてもサッと拭き取れる撥水加工シートや、汚れに強い床材が採用されており、2列目のシート間には折り畳み式のテーブルまで設置されています。キャンピングカーのベースとしても最適ではないでしょうか。
ちなみにベースである「SGR」の他モデルでは、7人乗りだけでなく5人、2人乗りなども選択可能。
それらのモデルはバックドアを観音開きで開けることができるため、後部座席がないモデルであればバイクを何台か載せられるでしょうし、トランスポーターとして活躍してくれるでしょう。
他人とは違うクルマが欲しい、レトロな乗り味や雰囲気を楽しみたいという人には最適な1台かもしれませんね。
スペック(本国仕様)
ロシアでの販売価格:101万5900RUB(約150万円)
全長×全幅×全高:4865mm×1940mm×2284mm
エンジン排気量:2693cc
最高出力:112.2馬力(82.5kW)/4250rpm
最大トルク:198Nm/2500rpm
ミッション:5速マニュアル
燃料:ガソリン
車両総重量:2830kg
乗車定員:7人
ホイールベース:2300mm
駆動方式:パートタイム4WD
最低地上高:205mm
最小回転半径:6.3m
渡河性能:500mm
燃費:11.2km/L
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