TMS2009×評論家の視点/岡本幸一郎

  • 筆者: 岡本 幸一郎
  • カメラマン:島村栄二/柳田由人/オートックワン編集部
TMS2009×評論家の視点/岡本幸一郎
2009東京モーターショー/トヨタ FT-86コンセプト 2009東京モーターショー/トヨタ FT-86コンセプト 2009東京モーターショー/トヨタ FT-86コンセプト 2009東京モーターショー/トヨタ FT-86コンセプト 2009東京モーターショー/トヨタ FT-86コンセプト 2009東京モーターショー/ホンダ CR-Zコンセプト2009 2009東京モーターショー/ホンダ CR-Zコンセプト2009 2009東京モーターショー/ホンダ CR-Zコンセプト2009 2009東京モーターショー/ホンダ CR-Zコンセプト2009 2009東京モーターショー/ホンダ CR-Zコンセプト2009 画像ギャラリーはこちら

トヨタ FT-86コンセプト

2009東京モーターショー/トヨタ FT-86コンセプト
2009東京モーターショー/トヨタ FT-86コンセプト2009東京モーターショー/トヨタ FT-86コンセプト

おそらく今回のショーの注目度ナンバーワン!?そして、かつて赤/黒のAE86トレノに乗っていた筆者にとっても、このクルマには感情移入せずにはいられません。1日も早く発売して欲しい!

「86」というわりに、あまり「ハチロク」を感じさせる部分も見当たらないのですが、まあ、話題性のためということで(笑)、やっぱり、このサイズでFRというのは魅力。おそらく価格もそう高くはならないでしょう。発売されたら真剣に購入を考えたい1台です。

このクルマは、スバルとの業務提携があったからこそ生まれたプロジェクトの産物で、スバルのプラットフォームとパワートレインをベースに開発が進められていると伝えられていますが、最終的にどういう仕様になるのか、非常に興味があります。エンジンにはターボはないのか?フロントミッドシップにするのか?サスペンションやブレーキはどうなるのか?・・・など。これから徐々に明らかになってくるでしょう。

トヨタというメーカーは、どうにも「クルマ好き」と呼ばれる層から嫌われる傾向にありますが、それはこうしたクルマをどんどん切り捨ててきたからに違いないでしょう。そのイメージを打破するためにも、たとえトヨタにとって儲からなくても、このクルマは存在させる価値があるんじゃないかと思います。

また、こうした手頃なFR車が、いつのまにやら、ほとんど存在しなくなったことを残念に思っていましたが、そんな状況だからこそ、リーディングカンパニーであるトヨタが、このクルマに本腰を入れて開発していることにエールを送りたいと思います。発売予定といわれる2011年まで、大いに期待して待ちたいと思います。

ホンダ CR-Zコンセプト2009

2009東京モーターショー/ホンダ CR-Zコンセプト2009
2009東京モーターショー/ホンダ CR-Zコンセプト20092009東京モーターショー/ホンダ CR-Zコンセプト2009

FF車はあまり好まない人間なんですが、ホンダだけは例外。これまでFFでもスポーツできることを証明してきたホンダだから、きっとまたやってくれるはずだと期待しています。

CR-Zコンセプト2009は、客寄せのためにスポーツカーっぽいカタチにしたわけではなさそうで、ハイブリッド=エコオンリーの概念を打ち破り、マジメにハイブリッドでも、ちゃんとスポーツをできるように取り組んでいることがうかがえます。

そもそもインサイトだって、ハイブリッドカーの弱点である重さを感じさせないキビキビとしたフットワークを持っています。もしもそのままスタイリングだけがスポーティになっているクルマがあったって、それはそれで十分に商品としてはイケルと思えたほど。そこからさらに、IMAはエンジンが1.5リッターに拡大され、6速MTが組み合わされているというのですから楽しみです。

2007年の出展車は、まだショーカー然としていたけど、今回の出展車両は、かなり現実的で、おそらくほぼこの状態で売られることでしょう。なんとか確保した+2の後席があることもポイント高し。これがあるとないとでは、イザ市販化されたときに、売れ行きがぜんぜん違うでしょうからね。

スタイリングもなかなかのもの。現行インサイトが、ちょっと面や線がシンプルすぎてつまらないと感じていた筆者にとっても、ショートでワイド&ロー、かつグラマラスなCR-Zコンセプト2009は好み。大胆なグリルを持つフロントもそうですが、リアビューもいい。そこかしこに往年のCR-Xの面影を感じさせるところもイイですね。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

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監修者MOTA編集部

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