トヨタが本気で軽自動車を売る!?ダイハツの完全子会社化で国内販売はどうなる?
- 筆者: 国沢 光宏
トヨタのダイハツ完全子会社化は自動車業界にどんな影響を与えるだろうか?
最も厳しい状況になるのがスズキだと思う。今までもスズキにとって最大のライバルといえば、同じようなカテゴリーのクルマを得意とするダイハツだった。
しかしダイハツはブランドイメージ作りを全く行っていなかったこともあり、有利な戦いをしてきたように思う。ご存知の通り、インドやインドネシア、マレーシアに代表される新興国は長いバイク文化を持つ。当然のごとくスズキのブランドイメージは強い。
一方、ダイハツのブランドイメージときたら皆無である。このあたりが全く自覚できていないため、ダイハツはアメリカやオーストラリア、ベトナム、中国、ヨーロッパと撤退に次ぐ撤退を余儀なくされた。100%トヨタの子会社になったら、ダイハツの役割は大きく変わることだろう。すなわち「トヨタのベーシックカー担当に徹するか、ブランドイメージを作るか」である。
国内ではトヨタが本気で軽自動車を売るかどうか大いに気になるところ。すでにトヨタのディーラーでも軽自動車を販売しているけれど、積極的ではない。むしろダイハツに遠慮しており、車種だって限られている。
トヨタが本格的に軽自動車の販売を始めたなら、スズキだけでなくホンダや日産だってウカウカしていられまい。ホンダや日産の軽自動車が売れるのは、商品力だけでなくブランドイメージも大きい。だからこそ三菱自動車より日産の方が4倍以上売っているのだった。
トヨタのディーラーで軽自動車をトヨタ車として販売するようになれば、コンパクトカーと同じような勝負になってしまうことを意味する。このままだとトヨタの一人勝ちか?
[Text:国沢光宏]
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