トヨタ アイシス 編集部試乗レポート
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:原田淳
アイシス、バルブマチック採用で全車CVT化へ
独特なフォルムと、使い勝手のよいパッケージで人気のトヨタ アイシスが、9月18日にマイナーチェンジを施し2ヶ月が経過した。
本来ビッグマイナーチェンジのモデル以外は、あまりスポットが当りにくいのも事実だが、こちらの人気車種アイシスを放っておくのもユーザーに申し訳ないと、解説改め試乗レポートをお届けしたい。
早速だが、今回のアイシス マイナーチェンジのトピックは主に2点。
まず1点目は、エンジン。従来の直列4気筒エンジンに、お馴染みノア/ヴォクシーやウィッシュでも搭載されている新世代エンジン動弁機構“バルブマチック”を採用している。
今やトヨタのミニバンエンジンの代名詞ともいえるエンジン機構の一つだ。
試乗したのは2.0Lのプラタナ“U-Selection”。走行中は終始とても静かで、CVT独特の電子音もあまり気にならない。おまけにバルブマチックのおかげで、しっかりとトルクも感じられて、中速域からの加速も前モデルよりも一段と力強くなっているのが印象的だった。
続いて2点目は、トランスミッション。従来では2LがCVT、1.8Lが4ATという区別がされていたが、今回からは1.8Lも燃費効率重視型へと移行する処置が取られ、CVTへと置き換えられた。
これらバルブマチックエンジン+CVTの相乗効果で、同排気量クラスでTOPの低燃費を実現している。1.8L(2WD)では16.4Km/L、4WD車では13.6Km/Lをマークし、2.0L(2WDのみ)では15.2㎞/Lを達成した。
これにより全車「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定を受け、これに伴い自動車取得税と重量税が1.8L車で75%、2.0L車で50%免税される環境対応車普及促進税制にも適合している。
この他にも細部の装備基準を一新させ、全車にスマートエントリー&スタートシステム、盗難防止システム(エンジンイモビライザー)、車速感応式オートドアロック、チルト&テレスコピックステアリング(先代はテレスコのみ)などを標準装備させた。
デザイン面では、一見様変わりした感は得られないが、フロントグリル、フロントエンブレム、バックドアアウトサイドガーニッシュの意匠変更をはじめ、上級モデルのプラタナ、プラタナUセレクションでは、若干スポーティになったヘッドランプエクステンションにブラックメタリックを採用したほか、センターパネル及びドアトリムに高輝度シルバーメタリック加飾を施しており、インテリアでは前モデルよりも上質な雰囲気を感じさせてくれる。
またボディカラーは新たにターコイズマイカメタリックとレッドマイカメタリックの2色を設定した。
一方、取り回しに関しても、ショックアブソーバーのチューニングを施した為か、路面からのゴツゴツと伝わる振動や衝撃が前モデルよりかなり緩和されており、乗り心地が向上し、おまけにしっかりとした走行安定性も得られた。
またステアリングも油圧式から電動式へと変更しており、操舵感が一段と軽くなっている。これはただ単に軽くしただけではなく、適度な操作感と、素早い応答性を加味した仕上がりにしているという。
つまりアイシスというクルマは、昼間に奥様方が乗られるケースが最も多い為、女性でも簡単に取り回せる操縦性の向上と、クルマとしての扱いやすさを重点において、随所に最適なチューニングが施されているわけだ。
最後に今回のマイナーチェンジでは、特別仕様車プラタナ“Limited”、L“G-Edition”に、ベース車同様の改良を施しているほか、プラタナ“Limited”には、内外装にダークグレー、外板色にブラックマイカを新たに採用している点もお伝えしておく。
効率的なパッケージと、手頃な価格で人気のアイシス。是非お近くのトヨタ店ディーラーへ足を運ばれてはいかがだろうか。
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