発電するエコカー!?まもなく新型ワゴンR発表!スズキ ワゴンR 歴代モデル特集(2/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:スズキ株式会社/オートックワン編集部
居住性の向上と併せてファミリーカーとして使われるケースも増えた2代目モデル
1998年10月、軽自動車は衝突安全性の向上を目的に規格の変更を受けた。時速50kmの前面/側面衝突で乗員が保護され、同じ速度の後面衝突でも燃料漏れを生じないことが条件。これをクリアすべく、軽自動車はボディサイズの上限を全長で100mm、全幅で80mm拡大して今日と同じサイズになった。そしてほぼ同時期に、新規格に対応した新型軽自動車が16車種も登場している。未曾有の新車ラッシュだった。
ワゴンRも2代目に一新。外観は初代モデルのイメージを踏襲しながら細部に丸みを持たせ、存在感を強めている。ホイールベースは25mm拡大されて2360mmになり、リヤシートの足元空間が広がった。全幅の拡大で室内幅も増している。
ボディを拡大する本来の目的は、衝突時にボディを潰して衝撃を吸収するゾーンを確保することだったが、新規格対応の軽自動車は、ワゴンRに限らず車内を広げた。2代目ワゴンRは内装の質も高めたから、居住性の向上と併せてファミリーカーとして使われるケースも増えた。
初代モデルで特別仕様車として投入された「RR」をグレード化したことも注目点。ラジエターグリルが大きく、精悍な雰囲気を感じる。エンジンの品ぞろえも豊富。F6A型シングルカム、同ターボ、設計の新しいK6A型ツインカム、同ターボとなる。
ボディタイプは初代ワゴンRで追加された5ドアを主力にしながら、右側が1枚ドアの4ドアも残した。MRワゴンやパレットのない時代とあって、ワゴンRへの依存度も高い。多彩な仕様をそろえて幅広いユーザーニーズに応えた。
あの頃の陽一郎 ~クルマに対する見方が変わった~
1995~97年には、ステップワゴン、イプサム、エルグランドといったミニバンの初代モデルが続々と登場。キューブ、デミオ、ラウムなどの初代モデルも加わり、背の高いクルマが一気に増えた。軽自動車もムーヴ、ライフ、プレオなどがそろい、1993年に登場した初代ワゴンRの影響力を改めて思い知らされた。国内販売は依然として下降傾向だったが、新たな発展に活気を取り戻しつつあった。
私は1995年に結婚。翌年には愚息が生まれ、慌ただしい毎日を送っていた。親になって最も驚いたのは、私自身のクルマに対する見方が変わったこと。出かける度に愚息を抱えてチャイルドシートに座らせ、買い物に出かければオムツなど多量の荷物を積む。車内でミルクも飲ませる。ワゴンRのような背の高いクルマが人気を得る理由を実感した。「日本車は確実に進歩している」と思った。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。