【比較】スバル 新型WRX S4 vs VW ゴルフGTI どっちが買い!?徹底比較/渡辺陽一郎(1/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
WRXとGTI、魅力の2リッターハイパフォーマンスモデル対決!
「スバル WRX」は一見、多くのライバル車が居そうなイメージがあるが意外にも該当する車種が少ない。
新型WRXのライバルといえば「三菱 ランサーエボリューションX」が真っ先に挙げられるが、登場後7年を経ており少々設計が古い。では、2リッターのターボを搭載するという点で「日産 スカイライン200GT-t」も考えられるが、価格が新型WRXに比べて40~50万円は高い。
価格が比較的近いのは「マツダ アテンザセダン XD・Lパッケージ」だが、エンジンは2.2リッターのクリーンディーゼルターボで性格が違う。WRXは峠道の運転が楽しく、アテンザは高速道路を使った長距離移動型だ。
改めて、そもそも“WRX”とは?
そこで「スポーティな4ドアセダン」というジャンルから離れて考えてみよう。そもそも“WRX”とはどのようなクルマなのか。
ボディはコンパクトとミドルサイズの中間くらいで全幅は1,800mm以下。エンジンは2リッターのターボで4リッター並の性能を有し、峠道やサーキットでスポーティな運転感覚を満喫できる。内外装は少し地味だが上質で、見栄を張るより中身の濃さを重視するタイプ。
そして新型WRXの売れ筋は、新設計のエンジンにCVT(無段変速AT)を組み合わせた「WRX S4」。「WRX STI」はチューニングの自由度を考えて先代型と同じエンジンを搭載し、6速MT専用の設定とした。
なので「WRX S4」はラリーベース車という印象はない。運転がしやすく高性能車としては乗り心地も快適。雰囲気はちょっと渋く、オジサン世代の筆者としては、1990年に登場した初代プリメーラあたりを連想する。
新型WRX S4 vs ゴルフGTI -エクステリア対決-
新型WRXとGTIのボディサイズを比べると、全長は新型WRX S4が「4,595mm」でゴルフGTIは「4,275mm」。新型WRX S4はセダンでトランクスペースを備えるから、長くなって当然だ。
全幅は新型WRX S4が「1,795mm」でゴルフGTIは「1,800mm」だからほぼ同じ。ホイールベースも新型WRX S4が「2,650mm」で、ゴルフGTIよりも15mm長い程度。全高も新型WRX S4が25mm高いが、全長を除くとほぼ同じ大きさになる。
新型WRX S4 vs ゴルフGTI -インテリア対決-
内装の質感は見る人によっても評価が変わるが、インパネの素材などはゴルフGTIが少し勝るように思う。それでも大差はなく、新型WRX S4も上質に造り込まれている。
フロントシートの座り心地やサポート性は、両車ともに良い。適度に体が沈んだところでしっかりと支え、スポーティドライブに適した仕上がりだ。背もたれの腰の近辺の張り出し方は、ゴルフGTIが絶妙に感じられる。
リアシートは、新型WRX S4に余裕がある。身長170cmの大人4名が乗車して、リアシートに座る同乗者の膝先空間は新型WRX S4が握りコブシ2つ少々。ゴルフGTIは握りコブシ1つ半。ゴルフGTIでは前席の下に足が収まりやすく、座面の前方を持ち上げたから大腿部も離れないが、背もたれと座面が硬めで拘束感が強い。
着座姿勢が乱れにくく、シートベルトを正確に作動させるメリットはあるが、日本車に慣れたユーザーには、柔軟でリラックス感覚が伴う新型WRX S4の方が違和感は生じにくい。
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