スバルは「事故ゼロを目指して60周年」をテーマにヘリテージカーと最新モデルを展示!【オートモビルカウンシル 2017】(1/2)
- 筆者: 遠藤 イヅル
- カメラマン:小林岳夫
スバルは「事故ゼロを目指して60周年」を展示テーマに!
ヘリテージカーの魅力を紹介するとともに自動車文化を語るイベント「AUTOMOBILE COUNCIL(オートモビルカウンシル)2017」が、8月4日(金)~8月6日(日)にかけて千葉県千葉市の幕張メッセで開催され、参加した国内主要自動車メーカーのひとつ・スバルは、テーマを「事故ゼロを目指して60周年」として展示を行った。
スバルは出自が中島飛行機という航空機会社であることや、国民車として自動車史に燦然と輝く「スバル360」などの「ヘリテージ」を数多く持つ会社だが、最近はアイサイト(Eye Sight)に代表される安全対策の充実で「スバル=安全」というイメージづくりが実を結んでいる。そこで、安全対策も重要なスバルのヘリテージであるとして、過去、現在、そしてこれからの取り組みを紹介していた。
スバルが受け継ぐ、航空機メーカー「中島飛行機」のDNAとは
8月4日の午前中に行われたスバルのプレスカンファレンスでは、国内営業本部 マーケティング推進部・小島敦氏が「事故ゼロを目指して60周年」というテーマと、「スバル360」の時代から始まるスバルの総合安全への取り組みを紹介した。
その中で小島氏は、スバルがユーザーに提供する価値として掲げる「安心と愉しさ」という言葉に行き着くまで、同社が「スバル360」を開発した60年前から何を思いどう提供しようとして来たのかを振り返った結果、原点はスバル360の時代から変わることが無い「人を中心としたクルマ造り」だったと語り、今回の展示では「安心と愉しさ」のうち「安心」をテーマにしたことを紹介した。
また中島氏は、スバルは2017年で創業100周年を迎えるが、そのはじまりは中島飛行機が飛行機研究所を設けた1917年としている。中島飛行機は1945年に解散するまで、最盛期には社員25万人を抱える世界有数の航空機メーカーだった。その航空機の技術者がクルマ造りを始めたことから、スバルのクルマには航空機開発から受け継いだ3つの思想がDNAとして受け継がれていることを紹介。
その3つの思想とは「航空機は墜落すると人命に関わるため、危険に陥らないための工夫、事故を起こさない工夫を徹底的に織り込み、人の命を第一に置く」「加速性能、運動性能、操縦性や安定性にこだわり、機能や性能を追求する」「相反する要素を高いレベルで実現する不屈の技術者魂」である、との解説もなされた。そのため、スバルは乗用車開発の創始時期から安全対策が重要と考えていた。
「スバル360」の時代から衝突実験を行っていた!
スバル360が発売された時代には「衝突安全」という概念が無かったが、当時すでにスバルは独自にコンクリートバリアに40km/hで衝突させる衝突実験を独自に実施していたほか、スバル1000なども、「歩行者保護」という言葉すらない時代から試行錯誤で安全性能への開発を行っていたという。そしてスバルの安全への取り組みは時代に合わせて進化が進み、現在の「アイサイト」「歩行者エアバッグ」の採用に至っていることが説明された。
続いて中島氏は、「このように長年スバルが取り組んできた安全性能全体をスバルは“総合安全”と呼びます。総合安全とは、クルマを構成するすべての要素で安全性を考慮する、という考え方で、0次安全、走行安全、予防安全、衝突安全から成ります。これらを実現する5つのコア技術として、スバル1000から受け継ぐ水平対抗エンジン、レオーネで確立したシンメトリカルAWD、低重心パッケージ、スバルグローバルプラットフォーム、そしてアイサイトが用意されています。アイサイトは、非搭載車と搭載車を比較すると人身事故全体では6割、追突事故は8割ほど削減を達成しており、事故ゼロに向けて大きな成果を生み出しています」とスバルの安全への取り組みを強調した。
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