【解説】“価格”から最善のグレードを選ぶ!スバル レヴォーグ 新型車解説/渡辺陽一郎(1/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
【解説】“価格”から最善のグレードを選ぶ!スバル レヴォーグ 新型車解説/渡辺陽一郎
オートックワンでは、スバルレヴォーグについて筆者が執筆した「スバル レヴォーグ(LEVORG)新型車解説/渡辺陽一郎(2014年1月7日)」や他の自動車評論家による「スバル 新型 レヴォーグ[プロトタイプ] 試乗レポート/今井優杏(2014年4月11日)」など、これまで数回にわたってレヴォーグを取り上げてきた。そのため、すでに概要をご存じの読者諸兄も多いことだろう。
そして今回、お伝えするのはレヴォーグの「価格」についてである。「あれ?以前に解説や試乗記を掲載しているのに今、価格をガイドするの?」と疑問を持った方もおられると思う。
レヴォーグは2013年11月に開催された東京モーターショーで初披露され、2014年1月4日に先行予約をスタートさせている。実質的に受注の開始段階で「参考価格」が明らかにされた。
そして2014年4月15日に正式な「発表」となって、従来の参考価格が「確定」となった。そのため正式な発売を前にして、改めてレヴォーグを価格面から訴求してみたい。
ちなみに、実はこの後の発売プロセスもややこしくて、「(価格を含めた正式な)発表」は4月15日だが、「発売」は6月20日となる。「発表」が4月、「発売」が6月と時間差が生じてしまったのは、レヴォーグの生産開始に合わせたためである。
消費者にとってレヴォーグの予約~発表~発売のプロセスは、実に分かりづらい。
2つ目は、生産計画を立てやすいことだ。半年近く前に受注を開始すれば、売れ筋のグレードやオプションパーツなどを正確に把握できる。売れ筋グレードが予想と食い違い、下請メーカーへの発注などで慌てる心配もない。飲食店が客の注文を受けてから食材を買いに出かけるような方式だから、メーカーには都合が良い。
その代わり、注文をしたユーザーは長い間にわたって待たされる。 2013年から2014年にかけて登場した新型車は、多かれ少なかれ、受注と生産開始の時間差が大きい。これを極端にしたのがレヴォーグといえるだろう。
「メーカーに都合が良い」のは事実だが、売れ行きになると話は別だ。新型車を発表し、同時に販売と納車も開始して、TVのCMも活発に放映すれば、そのクルマは大いに盛り上がる。販売店はお祭り騒ぎだ。しかし、レヴォーグの売り方はいわばフェードインだから、いまひとつインパクトが弱い。
これは納期にも表われている。2014年2月頃に販売店に尋ねた時も、現時点(4月中旬)でも、「納期は生産の立ち上がりが早い2リッターは6~7月、1.6リッターは7~8月」とされ、あまり変化していない。「1~2月の受注は多かったが、最近は落ち着いて納期が伸びなくなった」と言う。
納期が短いことはユーザーには嬉しいが「行列のできるレヴォーグ」にはなり損なった感がある。
とはいえ、レヴォーグというクルマ自体に責任はない。要は「売り方」の問題だ。
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