“スバル好き”視点から見るスバル レヴォーグ 新型車解説(前編)/マリオ高野(1/2)
- 筆者: マリオ 高野
- カメラマン:茂呂幸正・マリオ高野
納車までの長い待ち期間を快適に過ごすコツは、買ったクルマ(または欲しいクルマ)の情報を片っ端から読み漁り、それを反芻するように噛みしめ、そのクルマのことをアレコレと思い浮かべながら、ステアリングを握るひとときを想像することです。
レヴォーグの場合、スペックなどの詳細はすでにプロトタイプの段階で明らかとなっておりますが、ここであらためてチェックし、自分の選択が間違っていないことを何度も、何度も、実感しましょう。
もちろん、これから検討する人も、あらためて内容を吟味して、グレード選びに悩み尽くす喜びを味わってください。クルマ好きならば、それらを妄想するだけでも至福のひとときが過ごせます。
正式に発表されたグレードと価格については、以下の通り。
・1.6GT(リニアトロニック):2,667,600円(税込)
・1.6GT EyeSight(リニアトロニック):2,775,600円(税込)
・1.6GT-S EyeSight(リニアトロニック)3,056,400円(税込)
・2.0GT EyeSight(スポーツリニアトロニック):3,348,000円(税込)
・2.0GT-S EyeSight(スポーツリニアトロニック):3,564,000円(税込)
グレード体系や価格は「参考価格」となっていたものと変わっておらず、それ以外の部分でもプロトタイプでの既報の内容から変わっている部分はありませんが、ここでは私「マリオ高野」が“いちスバル車ファン”としての目線から、レヴォーグの各部をおさらいしていきたいと思います。
スバル史上初!「スバルファンのためのクルマ」として開発されたレヴォーグ
まず、レヴォーグのもっとも大事な肝といえる部分は、スバル車史上、実は初めて「日本のスバルファンのためのクルマ」として開発されたということです。
もちろん、これまでのすべてのスバル車がスバルファンのことを考えていなかったわけでは決してありませんが、やはり新しい商品を開発するにあたっては「従来の顧客+新規客の取り込み」を狙うのが当然の基本であり、特に最近のスバル車は「新規客の取り込み」への配分を多めにしたと思われるニューモデルが続いていました。
それはものの見事に奏功し、世界各地で大量のスバル車ファンをあらたに獲得することに繋がりました。
2013年の世界販売台数は目標の75万台を大幅に上回る83万台を記録。北米市場シェアは9位にまで躍進し、歴史的な大勝利を納めるにいたったわけですが、そんなバンザイ三唱の嵐の中、絶好調ぶりに舞い上がることなく、ここでみずからの足元を見つめ直すがごとく、“原点”に立ち返ろうとしたところはさすがスバルです!(本気の涙)
凡庸なメーカーと違い、北米でのさらなるウハウハを求めて北米向けのモデルをバカスカ増殖させたり、売れ筋のジャンルに安直な後追いモデルを追加して拡大路線に走ってしまうようなことには目もくれず、このご時世に国内市場向けのミドルクラスのステーションワゴンをブランニューモデルとして投入したことは大英断といっていいでしょう。
かつての「レオーネ」でステーションワゴンというジャンルを創造し、それを「レガシィ」で育て上げたスバルだからこそできた、スバルならではのニューモデル。それが「レヴォーグ」なのです。
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