インプレッサSTI「ニュル24耐参戦」テスト走行レポート(2/2)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:オートックワン編集部
標的はVWの“疾風マシン”
今さら多くを語る必要性もないが、今回の参戦舞台となるお馴染みドイツのニュルブルクリンクとは、スピードレース用の「グランプリコース」(全長5.1km)と、一般車両の開発にも使用される「ノルドシュライフェ」(通称オールドコース、全長20.8km)という2つのコースを組み合わせた総全長約26kmの特殊コースだ。
中でもノルドシュライフェというコースは、300mの高低差と170以上のコーナーからなる「森の中に住む悪魔」と例えられるほどの過酷な表情を持つロードコースである。
冒頭でも記載したが、STIは2009年の同レースでは、24時間で133周(約3,375km)を走破し、SP3Tクラス(排気量2リットル未満の過給器付き車両)では5位に入賞している。
インプレッサがエントリーする同クラスは、今年も激戦区になると予想されており、これまでの経験をもとに、今回の10年モデルには「大幅な軽量化と徹底した低重心」、「旋回性能の向上」、「ドライバーの運転のし易さの向上」、「エンジンパワーの向上」および「トランスミッションギヤ比の最適化」など、多数の改善項目を盛り込み、目指すはクラス優勝のみと意気込みも充分だ。
さて今回の参戦へ向けてのドライバー陣営は、ニュルブルクリンクでの走行経験が豊富な清水和夫氏をはじめ、今回で同レース出場が4回目となる吉田寿博氏、そして2008年のSUPER GTのインプレッサGT300で韋駄天ぶりを見せつけたカルロ・バン・ダム(オランダ)と、地元ドイツ人ドライバー(名前は後日公表)というグローバルな4メンバーで構成される。
取材陣のインタビューでドライバーの清水氏は「ライバルはフォルクスワーゲンのシロッコ。大それているが正直目標はここにある」と、強敵へのライバル心は今にも火傷しそうなほどの意欲に満ちていた。
第38回ADAC Zurich 24時間レース(ニュルブルクリンク24時間レース)は、5月12日(水)から16日(日)までの5日間の開催日程で行われる。 2010年、はたして戦火の行方はどうなるものか・・・今年も“ニュル”に激闘の5日間がやってくる。
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