スバル エクシーガtS[STI]/新型エクシーガ(2012年マイナーチェンジ)試乗レポート/マリオ二等兵(1/3)
- 筆者: マリオ 高野
- カメラマン:オートックワン編集部
発売されたばかりのエクシーガtS(STIコンプリートカー)を山道インプレッション!
ミニバン市場における孤高の存在として、運転好きのミニバンユーザーから静かに支持されてきたスバル・エクシーガのSTIコンプリートカー「エクシーガtS」が登場しました。
「エクシーガtS」は、2009年に限定発売された「エクシーガ2.0GT tuned by STI」の後継モデルにあたります。
前モデルと同じく、今回も限定300台。受注期間は2012年10月28日までとのこと。価格は374万8,500円也!
ザッと概要を紹介すると、エクシーガtSのエンジンとミッションは従来の2.0GTと同じで、2リッター水平対向4気筒ターボ(225馬力・33.2kg-m)と5速ATを搭載。
これにサスペンションとボディ、ブレーキを大幅に強化して、内装を豪華に仕立てたというものであります。
エクシーガtSはミニバンではない!「スポーツカー」だ!
まずは、エクシーガtSのシートに座ってステアリングを握った瞬間からビックリ!「これはミニバンではない!スポーツカーだ!」と叫びたくなるほど、ノーマル車とは雰囲気が一変していることに興奮させられました。
エクシーガtSのステアリングは本革巻きにはなっているものの、ギア比や油圧の制御などもすべて変えたのでは!?と思ってしまうほど手応えがズッシリしており、普通のエクシーガ2.0GTとはまったく違うフィーリングになっているのです。
スポーツ走行時には、ドライビンググローブが欲しくなるほどの重みで、この世に存在するどのミニバンよりも圧倒的に硬派なエクシーガtSのステアリングの感触に、運転好きのドライバーなら思わずニンマリしてしまうでしょう。
背中にかかる身体の圧力が見事に分散され、背中とお尻がシートに溶け込んでしまうような錯覚を覚えるシートもまた、「スポーツカー感」を高めてくれます。
乗り込んだ瞬間から戦闘モードに突入!という感じで気分が高揚しますね!
そして動き出せば、いつものSTIコンプリートカー特有の甘美なる濃密な世界が広がりました。
重心がやや高めのミニバンにありがちな、無駄な揺れ動きの一切を排除しながら、決してガチガチではなく路面の凹凸を緻密にいなすエクシーガtSのストローク感は、期待通りの悶絶レベルです。
路面からの入力はサスペンションやタイヤだけでなく、ボディ全体を使って吸収しているという感触で、目地段差などの凹凸を乗り越えるたびに「いいね!」とガッツポーズしたくなるのでありました。
さらに、体感的には車重がガッツリ増えたのかと思えるほどの重厚感にも驚かされます。実際にはわずか10kg増えていますが、この重厚感は重量から来るものではなく、専用ダンパーやピロボールブッシュなどにより、サスペンションの動きが適切化されたことの副産物であると推察。
「良いモノ感」のアップが重みを感じることに繋がっているのでしょう。
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