クルマのしめ縄・正月飾りってどう思う?【みんなの声をきいてみた】
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部)
日本では年末、特に30日頃から年明け三が日を過ぎたあたりにかけて、クルマのフロントグリルにしめ縄などの正月飾りをつけるのが昔ながらの風習だった。しかし、近年ではそれも激減。今では正月飾りをつけているクルマのほうが圧倒的に少なくなった印象だ。そんなクルマのしめ縄・正月飾りは、今どう捉えられているのか? ここではSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。
正月飾りは少数派、正月文化の希薄化進む
最近、めっきり減った正月飾りを付けているクルマたち。
一昔前は、12月30日頃からフロントグリルにつけて走っているクルマが圧倒的に多く(29日だと「二重苦」とゴロが悪いからNG。31日だと縁起の悪い「一夜飾り」になってしまうのでこれもまたNGの為)、飾っていないクルマの方が少なかったほどだった。
しかし、近年ではその割合は逆転。街なかで見かけることはほとんどなくなった印象だ。
そもそも正月飾りとは
そもそもしめ縄などの「正月飾り」にはどんな意味があるのかと言うと、日本古来の風習として新年になるとやってくる「年神様」を迎えるという意味合いを持つ。
昔は家や会社、商店などの玄関先や入り口に、家内安全や無病息災などの願いを込めてしめ縄を飾っていた。古くは船舶などにも付けられていて、クルマの場合は交通安全を祈願して飾っていたのだ。
だがそれも、近年では見かける機会が減っている。会社などの入り口には未だ飾ってあったりもするが、一般家庭では飾っているところは減少傾向。クルマと同じく昔は飾っていない家の方が珍しかったように思われる。これは、お節料理を食べない人の増加などと同じく、正月文化の希薄化の一つと考えられるだろう。
SNS上でのみんなの声は?
そんなクルマのしめ縄・正月飾りについて、SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。
やはり圧倒的に多かったのは、飾らないという否定的な意見。その中身を見てみると「昔は飾っていたけど、今は車に傷がつくからやめた」「お正月という感覚がそもそもそんなにない」「今どきのクルマは特徴的なグリルの顔なので、デザインがマッチしない」といったものが目立った。
また「カーシェアだから」「レンタカーだから」といった、最近のクルマ所有の形態の変化を感じさせる声も見受けられたほか「フロントグリル辺りにある安全装備のレーダーに干渉して警告音がするからつけられない」といった、クルマの進化によって飾れないといった声もあった。
一方で「うちは祖父母と同居しているから未だに飾る」「今も玄関用の小さいものを車内につけている」「田舎ではまだちらほら見かける」といった、少数派ながら今でも飾っている・見かけるといった声も存在した。
昔はそこそこ良い値段だった印象のしめ縄・正月飾りも、数百円程度の出資で縁起の良さや気持ちの良さを感じることが可能となった近年。フロントグリルは無理でも、コンパクトなものを車内に飾るなど、日本古来の風習は受け継がれていってほしいものだ。
[望月 達也(MOTA編集部)]
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