知らずに走ると危険! スタッドレスタイヤの弱点と、雨の日に気をつけたいポイントとは
- 筆者: MOTA編集部
毎年冬になると、車に乗る方はスタッドレスタイヤの履き替えが頭に浮かぶことでしょう。降雪地域にお住まいの方は慣れているでしょうが、実は、あまり雪が降らない関東などでも必要なんです。そこでこの記事では、スタッドレスタイヤの必要性や選び方、おすすめアイテムなどをご紹介していきます!
油断大敵! スタッドレスタイヤの弱点とは?
スタッドレスタイヤは雪道に強い冬タイヤですが、先入観から、雪=水分にも強いという風に思ってしまいがち。しかし、雪をひっかいて走るための深い溝や、凍結路面の薄い水膜を除水する能力などは、実は普通の雨の日には逆効果になることもあります。
夏タイヤは地面との接地面が多く排水性も高いため雨に強いのですが、逆の特性を持つスタッドレスタイヤは大量の水を排水できません。その結果タイヤが路面から浮いた状態になる「ハイドロプレーニング現象」が起き、ハンドルやブレーキが利かなくなってしまうことも。雪ではないからと、つい夏タイヤの気分でスピードを出してしまうのは要注意です!
また雪であっても、積もったふわふわの新雪などは深い溝に目詰まりするなど、スタッドレスタイヤも万能ではありません。毎日のように新設が積もるような地域では、滑り止めのチェーンも携行しておくと安心です。
バランス良し! 氷雪上に強いスタッドレスタイヤ
アイス路面で安定走行!
トーヨー ガリット ギズは氷雪上に強いスタッドレスタイヤで、価格は4本セットで22,110円(155/65R14)です。トレッドの特徴として、吸着3Dサイプにより吸水性を高めるとともに、コンビネーションブロックおよびファーストエッジ加工によって全方向へのエッジ効果を高め、アイス路面での優れた制動性とコーナリング性を実現。従来品のガリット G5と比べ、アイス制動性能は10%短縮、アイスコーナリング性能は14%向上しています。
また排雪性の高い幅広スリットを設定することで、氷上だけでなく、雪が詰まりやすい積雪路やシャーベット路でも安定した走りを追求。氷上、雪上、シャーベット路と、様々な冬道でバランスの取れた性能を発揮します。降雪やみぞれ、凍結路に雪融けなどが身近な地域の方には心強いスタッドレスタイヤです!
まとめ
いかがでしたか? スタッドレスタイヤに履き替えても、雪が降らないうちはごく普通の運転をしてしまいがちです。タイヤが変われば車の挙動も大きく変わってきますので、タイヤに合った走り方を意識して運転するといいですよ。
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