”駐車が苦手”を克服したい! タイムズレッスンでサクッと駐車練習【ペーパードライバー女子、11年ぶりの挑戦 vol.13】
- 筆者: おおしま りえ
11年間まともに運転せず、実力の伴わないゴールド免許を手にしているおおしまです。
さて、「運転が苦手」という人はそもそも運転機会が少ないことがしばしばですが、場数を積んでいった先でも苦手意識を拭いにくいのが”駐車”のシーンです。
目次
駐車の苦手意識を払拭してくれる強い味方!
そもそも女性は男性に比べて空間把握が苦手といわれており、駐車が苦手という人が特に多い印象です。かくいう私も、車体の形や左右の駐車状況に関わらず、車庫入れが苦手。11年前に運転していた時ですら、怖すぎて狭い駐車場や車と車の間は避けるなど、駐車には細心の注意をはらっておりました。
今回紹介するのは、そんな苦手意識を払拭してくれる強い味方、「タイムズパーキング」や「タイムズカーシェア」を運営するタイムズ24株式会社が手がける「タイムズレッスン」です。
たった20分、しかも無料の「タイムズレッスン」とは
タイムズの駐車場でそのままレッスン!
タイムズレッスンは、1回約20分の”駐車”を中心にしたマンツーマンの運転レッスン。しかも実際にタイムズの駐車場で受けられるので、短時間で実地練習ができると人気を集めています。
20分程度なら友達との待ち合わせ前や、今からドライブに…という予定の前に駐車レッスンを受け、自信をつけてから出かけるなんてことも可能です。
ペーパードライバーの人間からすると、運転とは気合を入れて時間に余裕を持って、心を整えて取り組むもの(少なくとも私はそうです)という感覚があるのですが、気軽にできるのがありがたいですね。
元教習所教官が担当だから安心
本日担当してくださるのは、元教習所教習指導員の溝口 竜介さん。笑顔と明るいトークのおかげで、運転の緊張がほぐれ、和やかな雰囲気で駐車レッスンをスタートできます。
また教習車には補助ミラーと補助ブレーキがついていますし、マンツーマンなので安心です。まずはシートポジションを整え、発進していきます。
元教習所教習指導員とマンツーマンでレッスン開始
早速スタート!…と、情報量が多いぞ!?
最初はアドバイスなしで駐車をおこない、運転技術の確認からスタートします。すると溝口さんから「わりと運転できそうですから、ガンガンいきましょう!」と笑顔で解説がスタート。ガンガンとは…。
「では後方から車が来ないか確認し、駐車するという合図でハザードランプをつけましょう」
と、最初はすんなり説明を聞けるのですが、進むにつれ、だんだん手順の情報量が詰めこまれていきます。
「駐車スペースから1mほどの位置に車を寄せましょう。奥の駐車ラインと自分の位置が重なるまで進んだら、一旦停止し、駐車スペースに異物などがないか確認したらハンドルを右にめいいっぱい回して…」
これは駐車する際には誰でも無意識にしていることなんですが、言葉にするとちょっと混乱。思わず「ちょっと待ってください!」と一旦停止をお願いすると、「運転がわりとお出来になるので、つい詰め込んじゃいました」と、説明をスピードダウンしてくれました。
通常の教習所のようにマンツーマンなので、こういった「もう1回教えて」という繰り返しや、スピードダウンも頼めるのはありがたいですね。
改めて手順を聞き、ゆっくりとマニュアル通りの駐車を進めていきます。
改めて、「駐車の手順」をおさらい
1.後続車の確認後、ハザードランプをつけます。
2.駐車スペースから1m程の位置に車を寄せます。
3.駐車スペースの中や周辺に物や人がいないか確認します。
4.自分の位置と奥の駐車ラインがかぶる程度に進んだら一旦停止。
5.ハンドルを右にめいいっぱい回し、ゆっくり前進。左のドアミラーに駐車スペースの手前の角(A)が見えるまで進みます。この時駐車スペースと車体が45度くらいになるのがベストです。
6.ハンドルをまっすぐにし、周囲・後方をミラーと目視で確認をしたのちにバックします。
7.スペース手前の角(A)を通過するようにハンドルを左に切っていきます。
8.右前方が接触しないか注意しながら下がります。
9.車体をまっすぐ駐車スペースの真ん中に止められるようバックします。
10.視点が1ヶ所に集中しすぎないよう気をつけながら車を入れます。タイヤどめを乗り越えないよう気をつけ、ミラーと目視を確認しながらゆっくりバックします。
11.この時左右に寄ってしまったら車体を切り替えして再度バックします。
当たり前におこなっている動作も、運転ビギナーであれば、ひとつひとつ丁寧におこなうと結構な情報量。ちなみに私は周囲確認が常におろそかになりがちなようで、練習する中で今回何度も指摘されました。危ない危ない。
フィードバックで自分のスキルを見直し!
回数をこなしてカラダに覚えさせる!
目視確認が怪しい部分はありますが、一方で駐車は結構できている(自分で言うのもなんですが)。溝口さんからも「1回で入庫せず、切返して入庫できていますので良いと思いますよ」とお墨付きをいただき、ホッとします。
今回は左入れで3台続く駐車場の真ん中、そして柱の横のスペース、さらに右入れ駐車場の真ん中と、3ヶ所で駐車を何度も練習していきます。回数をこなしていくと、だんだんとカラダに駐車技術が染み込んでいきます。
20分で、狭いスペースもマスター!?
あっという間に入庫&出庫を6回ほど繰り返し、レッスンは終了。最後に車を停め、今回の駐車スペースを近くで確認しますが、「実はこれで、おおしまさんは駐車が凄く上手くなってるんですよ!」と、溝口さんはニコニコしながらフィードバックしてくれます。
一体どういう意味? と理由をうかがうと、なんとこの駐車位置の目安として置かれたコーンが、自分の駐車スペースギリギリの位置に置かれているのです。
つまり私がトライしていたスペースは、かなり狭め。
「これができれば都内の狭めのスペースもなんなく停めることができますよ」と、笑顔で教えてくれましたが、まるで星飛雄馬の大リーグボール養成ギブスのような鍛え方です(古い)。
あっという間の20分でしたが、最近ではリピーターの方も多いというこの本レッスン。都内に住んでいると、試しにその辺で運転練習を…とはなかなかいきませんから、人気なのもうなずけます。
タイムズレッスン まとめ
タイムズレッスンは現在、関東の一都三県と大阪を中心とした関西近郊で受けることができます。レッスンは無料で受講でき、しかもタイムズクラブ会員の場合10ポイントの加算という嬉しい特典も。
また「タイムズカーシェア」の会員には優先予約枠があり、スムーズに予約を取ることができます。ただし都内のアクセスの良い場所はすぐに埋まってしまう傾向があるようなのでご予約はお早めに。
「これでドライブにいけます!」「親の介護でどうしても必要だったので助かる」といった嬉しい声も多数集まっており、今後は地方都市での開催も検討しているとか。
駐車が不安という方はこういったレッスンを活用し、どんどん車に触れる時間を増やせたら良いですね。
ちなみに私は、心理的に苦手意識があった”車と車の間に停める”という行為が、少しだけ頑張れそうだなと思えたので、次のドライブがより楽しみになってきました。
[筆者・撮影:おおしまりえ]
今回の取材先
■タイムズレッスン(タイムズ24株式会社)
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