「阪神高速封鎖せよ!」G20大阪サミットで全国のパトカー大集結

  • 筆者: 木村 隆之
  • カメラマン:木村 隆之

大阪の“しゃあないなぁ~”精神で乗り切った!

トランプさんや、習近平さん、プーチンさんなど、世界の要人が大集結した今回のG20大阪サミット。大規模な交通規制もその話題のひとつ。そりゃそうか、なんでも平成7年に大阪市で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の時の2万5千人を超える、史上最大規模3万人の警備態勢で警備にあたったみたいやから。日本が主催するサミットとしては史上最大規模のもの。

大阪府警が1万2千人、その他46都道府県から1万8千人の応援部隊を受け入れた全国から総動員した今回の警備態勢。普段の大阪ではまず見かけない“警視庁”やら、“広島県警”、“富山県警”、“北海道警”などなど、まぁ珍しい他府県の警察車両を見ることができた。本当に全国からの応援車両がそこかしこに散見。

おなじみの白黒パンダのトヨタ クラウンは当然やけど、長野県警のアリオンや富山県警のスズキ エスクード、足立ナンバーのアリオン、香川ナンバーのトヨタ エスティマ、湘南からはスバル インプレッサ、横浜ナンバーのインサイトなどなど覆面もバラエティに富んどった。E25、E26の日産 新旧キャラバンはまさにメインの警察車両としてそこら中で見かけたなぁ。

機動隊の大型車両のナンバーも、長野に足立、相模、横浜、湘南、群馬…などなど、まさに全国総動員。ほんまにご苦労さんなこっちゃで。

関西の大動脈『阪神高速』を4日間も封鎖!

そのおかげもあってか、要人の往来のため阪神高速道路を4日間封鎖したものの、渋滞の発生件数は平時に比べて半減。市内での交通量は5割減やったみたいとか。首脳の夕食会に伴っての大阪城周辺の規制が7時間も続いたこともあったんやけど、これも渋滞には繋がらなかったみたいやし。

大阪市民には6月27日から30日までの4日間、マイカーの利用自粛を呼びかけていて、阪神高速封鎖のため、生活道路に車両が流れ込むことが予想されることで通学の安全が保てないとして広範囲の小中高校や幼稚園実際に学校は休校に。市内の飲食店も休業になっとったみたいやけど。

実際のところ完全封鎖された阪神高速道路から車が消えた画像や、街から車が消えた画像などがネットでも話題になっていたわなぁ。警備中のパトカーや白バイが“めちゃくちゃ気持ち良さそう!”など一般車両が全くいないこの状況やら普段ならちょっと見られない光景が見られたんは関西人のワシらもちょっとエエ気分よ。

G20、始まる前はどうなることかと思っていたんやけど、ま、結局お上に協力するところは大阪の良さやな。文句言いながらも「しゃあないなぁ」で済ますところも大阪の良さ。なんやかんや、前もってわかっていたらできるもんやな。色々不便やったやろうけど、目立った混乱もなく、世界に大阪をアピールできたんちゃうかな。

事前に交通規制を公表していたから大きな混乱はなし!?

でもそれもこれも、交通規制の期間を前もって公表していたからやで。大阪を避けるルートを選択したトラック業界や臨時休業する各種店舗を始め、府民が自主的に外出を自粛したからやろうなぁ。コンビニは仕入れを減らして利益を軽減されただろうし。規制道路ばかり走ってみたけど、意外なことに、高圧的な検問や取り締まり、車内の検査は一切無かったなぁ。気に触るようなことも一切無かった。

警察にも一ヶ月も前から準備していた人もおったっていうし、ま、普段から無駄に車に乗っている人もいつもは多かったかもしれんな。大阪人は賢いからな。みんなが勝手ことをしたら結局回り回って自分にも返って来ることが分かっているから無茶なことはセェへん。終わって見たら拍子抜けするほど、渋滞もそれほど起こってなかったし。大阪はテロ対策に向けてのいい勉強になったっていう話も聞くし、2025年の大阪万博もきっと成功するんちゃうかなぁ〜。

警察車両も都道府県を超えての“チームNIPPON”。2020年の東京オリンピックの時はこれが2週間以上続くんやろうけどなぁ、東京の人たちもしっかり協力し、頑張るんやでぇ〜。

以上、大阪からレポートしました!

[筆者/撮影:木村 隆之]

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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