インドの交通事情 vol.1/竹岡圭

インドの交通事情 vol.1/竹岡圭
デリーモーターショー2010にて、竹岡圭さん スズキ リッツ(Ritz)・デリーモーターショー2010にて トヨタ エティオス・デリーモーターショー2010にて エアーインディア/搭乗前に撮影 ニューデリーモーターショー メディア許可証 インドの交通事情/街中の様子 画像ギャラリーはこちら

インドの交通事情 vol.1/竹岡圭

デリーモーターショー2010にて、竹岡圭さん
トヨタ エティオス・デリーモーターショー2010にてスズキ リッツ(Ritz)・デリーモーターショー2010にて

ここ数年、世界のモーターショー詣に出かけている私ですが、今年の初め、とうとう念願だった「デリーモーターショー2010」へ行ってきました!

実は3年前、翌年に開催されるデリーモーターショー2008へ行きたいと画策していたのですが、いろいろ事情が整わなくて断念。

デリーモーターショーは1年おきにしか開催されないので、今度は2010年に的を絞り3年越しでようやくインドへ辿りつけたという、私にとってはもの凄く気合いの入ったインド詣だったんです。

そもそもインドへは行ったことがなかったので、いろいろな人に聞いてみたところ「いきなり女性が一人で行くのは大変だよ、ホテルから会場へ移動するだけでも立ち往生すると思うよ・・・」と言われてしまい、これは軽い気持ちで行ったら結構大変かも・・・下準備しなくっちゃダメだ!と、いつも勢いだけの行き当たりばったりの私にしては珍しく、計画を立てることになったんですね。

エアーインディア/搭乗前に撮影

この不況の折の「自腹ツアー」のため、予算の関係から飛行機はエアーインディアをチョイス。

成田に着いた途端、1時間出発が遅れますとのアナウンスに「エアーインディアは結構遅れるよ」とのウワサは本当だったんだ~と、いきなり戸惑いましたが、とりあえずちゃんと着いて荷物さえ出てくれば御の字と思うことに。

さらに、飛行機は飛んでいる途中にドンドン到着時間が延びてしまって、結局9時間半くらいかかってしまいましたが、ちゃんと荷物も出てきたことで、第一関門はクリアとなりました。ちなみに機内食はカレーでした、なかなか美味しかったですよ~。

日本からニューデリー(インディラガンジー空港)へは、毎日直行便が飛んでいないので、逆に今回の旅は結構余裕がありました。

そこで、翌日はアグラの街までタージマハル観光へ。距離は220キロ程度なのですが、クルマで4時間半は掛かってしまいます。

なぜかというと、インドって交通事情があまりよくないんですよ。まず、街中はいろんな乗り物がミリ単位でひしめき合っています。

インドの交通事情/街中の様子

ラクダやロバ、荷物を山のように積み上げた自転車、オートリキシャーと呼ばれるオート3輪やバイク、乗用車、トラックにバス。ありとあらゆる乗り物が、もう交通ルールなんてお構いなしに近い状態で走っているんです。

その中には、インド人の8割くらいが信仰していると言われるヒンズー教の神様、牛もいます。牛は誰かに飼われている様子もなく、ほのぼのとそこらじゅうを歩いたり、佇んだり。神様ですから、例えば道路に牛が横たわっていたら、こちらの方が恭しく避けていくというのが当たり前の世界なんですよね。

そしてどこへ行っても人、人、人。こんなところに、どこから歩いてきたのかしら?と思うようなところにまで人がいます。

そしてこの人たちの中には、ちょっと信号待ちで止まったり、渋滞したりすると、物売りにやってくる人も大勢いるんです。これが街中はもちろん、なんと高速道路まで同じ状況が続くんです。

ちなみに高速道路の制限速度は90km/h。料金は、クルマの種類によって35~190ルピーとなっていました。また高速道路以外でも、私たちのような観光客を乗せたクルマやタクシーなどは、州境では通行料金を支払わなければなりません。

だいたい1席1000ルピーくらいのようですが、ワイロがまかり通る世界なので、正確な金額は決まってない様子。郷に入っては郷に従えということなのかもしれませんね。(続く)

(※ vol.2は3月第一週に掲載予定です)

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竹岡 圭
筆者竹岡 圭

OLを経て、自動車専門誌を皮切りに、モータージャーナリスト活動を開始。国内外のレース、ラリーなど自らモータースポーツ活動に関わりながら、海外のモーターショーを精力的に回るなど、なにごとにも積極的に取り組んできた結果、近年は一般誌、女性誌、Web媒体、新聞、TV、ラジオなど、その活動はとても多彩なジャンルに広がっている。記事一覧を見る

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