[スタッドレスタイヤ テスト]トーヨータイヤ OBSERVE GARIT GIZ(オブザーブ・ガリットギズ) 試乗(1/3)
- 筆者: 飯田 裕子
- カメラマン:TOYO TIRES
ユーザーがいま、冬用タイヤに求めるのは ”凍った路面での走行性能”だった
現在、トーヨータイヤがラインナップする冬用タイヤは、車種やジャンルに合わせた4タイプ。そのうち乗用車向けとされる2タイプのGRIT(ガリット)シリーズのなかでも、今回ご紹介する<OBSERVE GARIT GIZ>(オブザーブ・ガリットギズ)は、先に登場したGARIT G5をベースに、さらに性能を進化させたスタッドレスタイヤだ。その進化が主に向かった先は、よりアイス性能を高める方向。
なんでも、大手代理店が冬用タイヤに求める性能についてユーザー調査を行ったところ、降雪地、純降雪地、非降雪地のそれぞれの地域に住むユーザーの共通した答えとして、[凍った路面での走行性能]が1位にのぼったそう。ちなみに2位が雪道、3位がシャーベットと続く。さらに4位は2シーズン目、3シーズン目でも走行性能が落ちないこと。
ということで、この冬に向けて、北海道はサロマにあるトーヨータイヤのテストコースで行われたスタッドレスタイヤ試走会では、最新のGARIT GIZの性能のみならず、2年前に製造された摩耗末期のスタッドレスタイヤの試走が叶った。そちらは後半でご紹介するとして、まずは最新のGARIT GIZの性能にズームイン!するために、コースイン!(笑)。
アイス路面の高い性能は”瞬間”に発揮されるが、過信は禁物です
「キュ、キュッ、キュッ♪」
これはトヨタ アクアに装着されたOBSERVE GARIT GIZで氷路を走行した際、コーナーでハンドルを切り込んでいったり、ブレーキング時などでしばしば聞こえてきた音。タイヤが路面に食いつくように接している証とも言える。
また、走る=アクセル、曲がる=ハンドル、止まる=ブレーキという操作を行ったとき、開始直後から手応えが得られる点が素晴らしく、嬉しい。スタッドレスタイヤであれば、走る・曲がる・止まるの性能は持っていて当然と思うかもしれないけれど、氷の上では“踏み過ぎ”や“切りすぎ”によってスタッドレスタイヤが本来持つ性能を越えやすく、反応=手応えが鈍くなってしまうことが起こりうる。結果、本来の性能を活かしきれないという状況を、わざわざ自らの操作で作ってしまいかねないのだ。
そんなナーバスな路面状況である氷の上で、“そぉーっと”操作した直後から反応がある=“効いてる”ってわかることが、いかに大事かを、OBSERVE GARIT GIZは改めて教えてくれた。
氷上で瞬間から効くという性能については、先に登場しているGARIT G5と比べるとその効果がわかりやすい。さすがアイス性能を一層高めたタイヤであり、『瞬間スタッドレス』というキャッチフレーズがピッタリ。
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