中古車に新品のプレミアムタイヤを履かせてみたら・・・/「ブリヂストン REGNO(レグノ)GR-XI・GRVII」レポート(1/4)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:小林岳夫・茂呂幸正・オートックワン編集部
中古車に新品(しかもプレミアム)タイヤを履かせると・・・どうなる!?
タイヤの基本性能である「走る/曲がる/止まる」に加えて、静粛性/快適性という付加価値をプラスさせた「ブリヂストン REGNO(レグノ)」。1981年に「GR-01」が登場してから34年、最新モデルである「GR-XI(クロスアイ)」と「GRVII」の試乗インプレッションを前回お伝えしたが、今回はその第2弾をお届けしたい。
通常、タイヤ試乗は最新モデルを用いて行なうことが多いのだが、リアルワールドでは新車装着タイヤが摩耗して交換・・・というケースが多い。恐らく一般的なドライバーなら、1回目もしくは2回目の車検で交換というサイクルのはず。
そこで今回は「新車からある程度経ったモデルへ履かせるとどうなの?」を検証してみた。
テスト車両は、オートックワンでも活躍されるKカメラマン所有のフォルクスワーゲン(VW) パサートワゴン(2005年式・B5.5型/装着タイヤ:中古購入時に装着されていた某エコタイヤ)と、編集部T氏所有のVW シャラン(2011年式・かろうじて現行型/装着タイヤ:賞味期限切れ間近の純正)の2台である。
VWらしい質実剛健さに快適さと静粛性がプラスされた!
パサートワゴンには「REGNO GR-XI(クロスアイ)」を装着しテストした。
日本で発売されたばかりの新型パサート(B8型)は、静粛性や快適性にもかなり力が入り、アウディ並みの質感を手に入れているが、B5.5型パサートが新車当時のVWは「静粛性や快適性より、シッカリした走りのほうが大事である」と言ったイメージで、質実剛健かつ合理的なモデルだったことを覚えている。さらに年月の経過により、サスペンションやブッシュの劣化もあり、「もう少しシャキッとしてくれれば・・・」と思ったのも事実だ。
そんなパサートワゴンにGR-XIを履かせると、常に「シャー」、「ザー」と聞こえていたロードノイズが、誰でも解るくらい静かに。その結果、今まであまり気にならなかったエンジンノイズが気になってしまうほど。
[プレミアムタイヤのリフレッシュ効果は思った以上に絶大・・・次ページへ続く]
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