【タイヤ試乗】ブリヂストン REGNO(レグノ)「GR-XI」「GRVII」 プレミアムタイヤ 試乗レポート/山本シンヤ(3/4)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:島村栄二
特設コースと公道、ふたつのステージで徹底評価
今回は神奈川県・大磯プリンスホテルの特設コースでの従来品との比較試乗と、周辺道路での新製品の試乗の2つのステージが用意されていた。ちなみに海沿いを走る自動車専用道路「西湘バイパス」は、他の道路に比べると路面がザラザラしている上に、継ぎ目や段差も多い路面環境だ。つまり、静粛性や快適性をウリにするタイヤにとっては厳しいステージ…とも言えるかもしれない。
最初に特設コースでの比較試乗。ここには連続する突起での快適性とパイロンスラローム(40~60km/h)、レーンチェンジ(60~80km/h)などを体感できるコースだ。試乗車両には、高級セダン代表として「トヨタ クラウン アスリート」(215/55R17)で従来品(GR-XT)→GR-XIの比較。コンパクトカー代表としては「ホンダ フィットハイブリッド」(185/60R15)が用意された。このサイズは従来品に適合商品がないので、同社のベーシックタイヤ(NEXTRY)→GR-XIの順で試乗を行なった。
その差はスラロームやレーンチェンジに表れる
まずはクラウンでコースイン。段差の乗り越え時に少しアタリがまろやかになったかな? と思うくらいで、静粛性や快適性に関しては従来品と大きな差は感じられない。それは悪い意味ではなく従来品でも満足いく性能…という意味だ。
「おっ、違うぞ!!」と感じたのは、スラロームとレーンチェンジの時だ。レグノ GR-XTでは操作に対する応答性に若干のタイムラグがあるので、パイロンスラロームなどではクルマの動きを予測しながら早め早めの操作をする必要があったが、GR-XIではクラウン特有の“軽めの操舵力”、“心地よいダルさ”をちゃんと残しながら、操作に対して車体の向きが素直に変わってくれるので、セオリー通りの操作をしてあげればいい。また、スラロームやレーンチェンジ後の横Gの収束も速いので、車体のふらつきが少ないことも確認できた。
そういう意味では、GR-XTはスポーティな味付けのクラウン アスリートでも「クラウン ロイヤル」の乗り心地を実現したタイヤだと思うが、GR-XIは“アスリートの走りのまま”という枕詞が付くタイヤだと感じた。
レグノにしたら、足回りまでしなやかになった!?
続いてフィットハイブリッドに乗り替える。クラウン同様にハイブリッドだが、コスト的な面も含めて静粛性はもちろん音/振動にとってもハードルが高い。
まずNEXTRYを履いてスタート。音/振動は「フィットだったらこれくらいかな」と思ってレグノ GR-XIに乗り替ると…「あれっ、同じフィットだよな…」というくらい違う。まるで「インサイトがインサイトエクスクルーシブになった」くらいの違いである。段差の乗り越えはNEXTRYでは1つ目の段差はまだいいのだが、2つ目3つ目となるとショックを吸収できずに逆に増幅してしまったのに対して、GR-XIでは「ドン」から「トン」という段差を乗り超えるショックが和らいでいるのにシッカリと吸収してくれる。まるでしなやかないい足回りに変えたかのような乗り味だ。
エコタイヤでは満足できない・・・コダワリ派のアナタにオススメ
スラローム時のハンドリングもレベルアップ。NEXTRYではヤスリで擦ったようなザラザラとしたインフォメーションで、グリップも並レベルだが、レグノ GR-XIは必要な情報以外はシャットダウンした上に、オンザレールなハンドリングを実現している。実は以前、GR-9000(GR-XTの更に前のモデル)を実家にある「VW ポロ」(185/55R14)に履かせたことがあるのだが、その時は「静かだけどコンパクトカーに履かせるとバネ下が重たい印象」だった。これに対しフィットxGR-XIの組み合わせは「静かでも軽快なハンドリング」なのが印象的だった。
今まではエコタイヤよりも上のクラスを選ぶといきなりポテンザになってしまっていたが、これからはレグノを積極的に選びたくなる。ここまで走りが変わるなら、より走りの優れたデミオ/スイフトなどにも履かせてみたい。
[公道走行での印象は!?・・・次ページへ続く]
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