シェルビーコブラ アジアパシフィック(AP)モデル「A-Line」[6速ATモデル] 試乗レポート/岡本幸一郎(2/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
最新マスタング用5リッターV8 COYOTEエンジンとTCI社製6速ATを組み合わせる
コブラの日本での輸入販売を手がけてきた田邉氏は、その実績がキャロル・シェルビー氏に認められ、1997年に極東地域で唯一、「シェルビー」の商標使用権を獲得。以来、日本における正規輸入販売代理店となっており、さらに中国をはじめ極東地域のさらなる販路拡大に向けて、2010年にシェルビーアジアを設立した。
APモデルは、田邊氏が培ってきたノウハウの結集し、ビギナーにも楽しんでもらえるようにと、低価格で、乗りやすく、メンテナンス性に優れることに考慮して最適にアレンジしたモデルだ。執筆時点で、すでに74台も売れたという。為替の変動によって2年前よりも価格が上昇したものの、一般的なコブラよりもずっと安い750万の価格設定となっている。
今回、ひさびさに最新版のAPモデルのMT仕様にも試乗したところ、クラッチが軽くなり扱いやすくなっていた。こちらもこちらで進化しているのだ。
そして、女性や年配の方々など、さらに幅広い人々にコブラに乗ってもらえるようにと田邉氏が企画したのが、AT仕様の「A-Line」だ。価格は890万円となる。
搭載される6速ATは、45年の歴史を持つアメリカのTCI社製で、850psまで対応可能なキャパシティを持つ。
エンジンには現行マスタングのV8 GTから譲り受けた、412psを発生する5リッターV8「COYOTE(コヨーテ)」ユニットが組み合わせる。当たり前だがキャブレター仕様ではなく、いたって現代的なインジェクション仕様でメンテナンスフリーである。
シフトセレクターはガングリップタイプの専用品。その前方のディスプレイに、ギア段数やエンジン回転数が表示される。
フルオートモードも選べるが、シフトわきのボタンでマニュアルモードに任意に切り替えることも可能で、細身のステアリングホイールのスポークの左右とシフトセレクター上部の前方に、マニュアルシフトするためのボタンが付けられている。
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