シュトゥットガルト発!ポルシェ ミュージアム緊急レポート(3/3)

  • 筆者: 河村 康彦
  • カメラマン:ポルシェ ジャパン
シュトゥットガルト発!ポルシェ ミュージアム緊急レポート
1997年 911 GT1 1950年 356クーペ 1960年 356 B 2000GS カレラGT 1969年 914/8 1954年 550 Spyder 1954年 550 Spyder 1956年 550A Spyder 1956年 550A Spyder 1984年 928 Studie H50 1959年 Schlepper Standard 218 トラクター 1950年 VW ビートル 画像ギャラリーはこちら

ここは、柵やロープを置かない博物館

実際にそんな新博物館を覗いてみると、まず驚いたのはこれまでその存在すらが知られていなかったようなプロトタイプ・モデルが数多く展示されている事。“技術者集団”であるポルシェならではとも言えるが、例えば居住性改善のためにロング・ホイールベース化を図った初期の911や、VWの依頼を受けて開発作業を行ったものの最終的には自らで販売を行う事になる924のプロトタイプ。さらには、4ドア化へのトライを行った928などと、歴史的にも貴重な車両を目の当たりに出来るのが何とも興味深い。

さらには、そうした様々な展示車両がこの主の展示にはありがちな柵やロープといった障害物無しに間近で見られるのもこの博物館ならではの特徴。「価値あるものだからこそ、なるべく近くで目にして貰いたい」というそんなこの博物館の考え方が、実際のカタチとして現れた結果なのだ。

新博物館への入場料は大人が8ユーロで、子供や学生などは半額の4ユーロ。日本語の音声ガイドに加え、より分かりやすい解説を収録した子供版ガイドも用意をされるというから、“隣町”にあるメルセデス・ベンツ・ミュージアムと合わせてクルマ好きのドイツ旅行には、欠かすことの出来ない新名所が誕生した事になる。

1969年 908LHクーペ ※ル・マン出場車1964年 904カレラGTS グラスファイバーボディホイール ハブモーター(ローナーポルシェ)ミュージアムワークステーション
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河村 康彦
筆者河村 康彦

1960年東京生まれ。工学院大学機械工学科卒。モーターファン(三栄書房)の編集者を経て、1985年よりフリーランスのモータージャーナリストとして活動を開始し、現在に至る。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー選考委員 などを歴任。記事一覧を見る

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監修者MOTA編集部

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