ポルシェ 新型911 試乗レポート/河村康彦(1/3)
- 筆者: 河村 康彦
- カメラマン:ポルシェ・ジャパン
一見すると変わらないが、実はオールニューのエクステリア
9月に開催されたフランクフルトモーターショーのスターとなったポルシェの新型911を、早速テストドライブした。
国際試乗会が開催されたのは、世界で最も大きなスポーツカー・マーケットである、アメリカは西海岸沿いのカリフォルニア。
今回用意されたテスト車は「まずは、新型911が備える高い走りのパフォーマンスを存分に味わって欲しい」という理由から、そのすべてが3.8リッターエンジンを搭載している「カレラS」で統一されていた。
「走りに磨きを掛けるための様々なオプション装備を装着すると、デュアルクラッチ式トランスミッション“PDK”仕様のカレラSで、7分40秒というニュルブルクリンク旧コースのラップタイムをマークする」というのが、新型911のひとつの売り文句。
実際、今回用意されたテスト車両の多くも、カレラとしては初となる“ダイナミック・エンジンマウント”と組み合わされ、PDK仕様ではローンチコントロール機能も上乗せとなる“スポーツクロノ・パッケージ”や、911シリーズとしては初めて用意されたアクティブ・スタビライザー“PDCC”などがオプション選択されていた。
ポルシェ新型911画像ギャラリー←噂の新型911がこれだ!
どこからどのように目にしても、「明確な911のカタチ」をアピールする新型911。
しかし、コードネーム991型と称されるこのモデルに従来型が近寄ると、100mm延長されたホイールベースや20インチという大径ホイールなどが作り出すスリークさや、よりスリークになったサイドのウインドウ・グラフィックなどから、「やはり991型が新しい」という印象は意外なまでに明白だ。
一方、インテリアではそんなエクステリアのデザイン以上に新旧の差は明らか。
パナメーラ同様、「カレラGTのデザインにヒントを得て」というフレーズと共に採用されたのが、ダッシュボード中央から比較的高い位置で左右を分断しつつリアへの流れを見せるセンターコンソール。
そんな新しい“見せ場”が、5連メーターやドア側レイアウトのイグニッションシリンダーなど歴代モデルにも採用されて来た“遺産”と共に同居をしているのが新型911のインテリアデザインなのだ。
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