オペル メリーバ 新型車徹底解説
- 筆者:
- カメラマン:原田淳
広い室内と豊富なシートアレンジ ー フレックススペース
メリーバは、2003年5月に欧州で発売開始された。「フレックススペース」というコンセプトに基づいて開発された広い室内と豊富なシートアレンジによる使い勝手の良さが評価され、2003年10月には欧州の小型ミニバンマーケットでのシェアを約40%も占めてしまった大ヒット車種である。 今回、日本に導入されるのは、1.6L直列4気筒DOHCエンジンと、5速自動変速(イージートロニック)を搭載した2列5人乗りのモデル。
メリーバの最大の特徴は、室内パッケージングにある。室内寸法は1825×1280×1250、最大容量で560リットル。ちょっとしたミドルクラスセダンに匹敵する広さである。この広い室内を有効に活用する仕掛けが面白い。後部座席のセンターバックレストを前方に倒せばセンターシートを完全に格納することができ、後部の左右座席は独立して横方向に75mmのスライドが可能。肩周りもゆったりとした4シーターになる。もともと足元に余裕のあるリアシートは、5シーター時で130mm、4シーター時には200mmも前後スライドが可能。もちろんシートバックはリクライニング機能付。まさにリムジンモードである。 助手席は、完全に前に折り倒すことが可能。後部座席も折りたたみ1シーター状態にした場合には前後長2400mm、2005リットルの巨大スペースが完成。自転車を室内に乗せることも可能な広さである。
また、キビキビ走る気持ちのよいドライビングができることもメリーバの魅力である。 このドライビングフィールを作り出しているメカニズムの一つとして5速自動変速機(イージートロニック)が上げられる。イージートロニックは、見た目はフツウのATにしか見えないが、実はマニュアルトランスミッションのクラッチ操作とシフトチェンジ操作を3つのモーターがドライバーに代わって行う自動変速機です。この変速機のメリットは、ダイレクト感のあるドライブフィーリングと燃費向上(クラッチ付MTより4%向上)があげられる。今回搭載されたメリーバのイージートロニックには、オーナーのいつも行っているシフトタイミングを覚えていく学習機能が備わっており、乗れば乗るほどオーナーに馴染んでいくクルマといえる。
オプションは、ナビ(30万円)とサンルーフ(14万円)が用意されている。サンルーフはちょっと高い気もするが、前席上部と後席上部のデュアルルーフでぜひ装着したいオプション。
小型ミニバンに新風を吹き込む楽しいクルマです。ぜひ一度乗ってみてください。
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