日産 ティーダ 新型車解説(1/6)
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ハイクォリティを追求した新生コンパクト5ドアハッチ
ヴィッツベースで多くの派生車を持つトヨタ、同じくフィットベースで多くの派生車を持つホンダに対し、日産はコンパクトカー市場でのラインアップに多少の遅れをとってきた。日産のコンパクトモデルといえばマーチだが、マーチファミリーはマーチ、キューブ、キューブ・キュービックの3モデルだけで、もっと別のスタイリングを求める声も多く存在した。
今回登場したティーダは、ショートワゴンにも見えるコンパクトな5ドアボディが与えられたモデルで、フロアコンポーネンツはキューブ・キュービックと共有している。搭載されるエンジンは新開発となる1.5リッター直列4気筒。基本の駆動方式はFFで、電動アシスト4WDも用意されている。組み合わされるミッションはCVTと4AT。4WDは全グレードが4AT、FFはボトムグレードが4ATでそのほかはCVTとなる。
ティーダがターゲットユーザーとしているのは、子育てが終わった夫婦や、過剰な装備などを求めない賢いカップルなど。クルマにとって必要なものは何かをわきまえた層がターゲットで、細かい装備ではなく本質的な部分の高級感を高めることを力が注がれたクルマがティーダだ。グレード展開は上からG、M、Sの3種で4WDにはGの設定はなし。
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