日本版コンシューマレポート-日産 セレナ ユーザー試乗レビュー-(3/6)
- 筆者: 桃田 健史
角さん曰く。
「車内の質感を(旧型に比べてかなり)上げました。そうしたなかで、運転席周りにこだわりました。通常ミニバンでは、長距離ドライブになるとドライバーのお父さんは、その他の家族と同じ空間に混ざってしまい、運転することへのワクワク感が沸きません。
それを解消するため、運転席の開発コンセプトを、外洋クルーザーのアッパーキャビンのイメージにしました。広々としたパノラミックビュー、三角窓の形状、メーターの配置など、(お父さんが運転を楽しめる)外洋クルーザーです」
2列目については~
「お子さんにとっての最適な空間。(お子さんでも軽いタッチで開閉できる)ワンタッチオートスライドドア。ウチの子供も小さい頃は、スライドドアの取っ手が重くて使いづらそうでしたから。また、ピクニックテーブル、ロールサンシェードなど、2列目の快適性を上げました」
そして3列目は、跳ね上げた場合、その上部位置を先代比で175mmダウン。その結果、26インチの自転車を縦に乗せた場合、ハンドルがシート上部に引っかからない。
こうした日産側の思惑、以下の新旧「セレナ」比較を見ると、見事に達成されたことが分かる。全項目が底上げされた印象だ。
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