日産 新型ノートはガソリンで走るEV？燃費はアクア超え実現の新ハイブリッドe-POWER(2/2)
- 筆者： 山本 シンヤ
- カメラマン：山本シンヤ
追浜生まれ九州育ちのノートが再び生まれ故郷に
初代ノートは元々、追浜工場で生産されていた。現行ノートにフルモデルチェンジされるタイミングで低コスト体質を備えた福岡県京群苅田町にある「日産自動車九州工場」に移管されたが、今回のモデルから再び追浜工場に移管。つまり、追浜で生まれ九州で育ったノートが、再び生まれ故郷に戻ってきたのである。
追浜工場は電気自動車のリーフやジューク、キューブ、シルフィの生産だけでなく生産技術や人材を生みだす“マザー工場”としての役割を強めているが、稼働率と言う意味では低迷していたのも事実。
日産 新型 ノートe-POWERは国内販売復活の切り札
逆に、九州工場はエクストレイルやローグ（北米向け）などのSUV系の生産が好調で、フル稼働が続いている状態となっていた。ノートの生産を追浜工場へ移管することにより、追浜工場の稼働率を引き上げ、九州工場はSUVの増産を可能にする…と、お互いが抱える悩みを解消。
もちろん、フルモデルチェンジ時とは違って短期間での移管作業は困難をきわめたそうだが、工場側の努力により実現したそうだ。また、ノートの生産移管により追浜工場は2年ぶりの2直体制（昼／夜）に変更されるなど、ノートe-POWERは国内販売復活の切り札としても重要なモデルとなっている。
量産モデルがラインオフしたと言うことは、正式発表は、「もういくつ寝ると…」と言うタイミングである。
[Text：山本シンヤ]
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