日産、ジューク後継でキックスを2020年初夏に発売か|タイから輸入、e-POWERも設定(2/2)
- 筆者: MOTA編集部
200万円を切る販売価格に期待! 燃費はどうなる!?
ベーシックモデルで190万円台、キックスe-POWERは約250万円~!?
2018年、北米で発表されたキックスの価格はFFのベーシックモデルで17,990米ドル、4WDモデルで20,290米ドルとなっていた。米ドルを1ドル109円(2019年11月末現在)で計算すると約196万円~221万円となる。
標準装備の設定や消費税の違いなどもあり単純に比較できるモノではないが、日本でもスターティングプライスが200万円を切っているとインパクトがある。ここは期待を込め、日産 キックス 日本仕様の価格は199万円~、と大胆に予想したい。
なお日産 セレナやノートの例で比較すると、e-POWERは通常モデルに対しおおまかに見て約50万円高で設定されている。ここから導くと、キックスe-POWERの価格はベースモデルに対し約50万円高の249万円~、と予想される。
キックスe-POWERの燃費は25.0km/Lを超える? 超えない!?
e-POWERと聞くと、俄然燃費性能も気になってくるところだ。
クラスは少し上だが、トヨタ C-HR ハイブリッドモデルのWLTCモード燃費は25.8km/Lをマークしている。よりコンパクトな日産 キックスe-POWERの燃費は、少なくとも25.8km/Lの水準を超える27.0km/L台を目指したいところだ。
ガソリンモデルについてはダイハツ ロッキーと比較してみよう。ロッキーは小排気量の1リッターターボを搭載し18.6km/L(4WDは17.4km/L)をマークする。1.5リッターノンターボエンジンが搭載される(はず)の日産 キックスと直接比較するのは難しいが、同等の17.0km/L~18.0km/L水準を期待したい。
日産 キックスの発売時期、グレード展開は!?
タイで生産され、日本へ導入する日産 キックス。その導入時期だが、2020年初頭に生産を開始すると言われている。船便で日本にやってくるのは、早くとも2020年の4月か、遅くとも6月頃になると思われる。
輸入モデルということで、複雑なグレード展開や工場装着オプション(メーカーオプション)の設定も限られていくだろう。基本的には1仕様で、エンジン・駆動の違いで分けるシンプルな展開を予想する。ガソリンモデルはFFと4WDで同グレード2タイプを設定、さらにe-POWERはFFで、1グレード+パッケージオプション仕様の2タイプ、全4グレードというのが当初の路線ではないだろうか。あとはスターティングプライスを抑えるため、例えば200万円を切る廉価なグレードを別途設定するケースもあるかもしれない。
先進安全機能は最新水準にアップデート
いくら基本設計が2016年発売のモデルとはいえ、2020年にデビューするからには先進安全技術は充実したものでないと、日本のマーケットでは受け入れがたいだろう。スカイラインに搭載の“プロパイロット2.0”は難しいとしても、セレナなどに採用の360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)同等レベルの水準は期待したい。
具体的には、インテリジェントエマージェンシーブレーキ、踏み間違い衝突防止アシスト、後側方衝突防止支援システム、車線逸脱防止支援システム、プロパイロット、アクティブLEDヘッドライトシステム、アラウンドビューモニターといった数々の先進運転支援機能の数々だ。
事実2020年北米仕様車では既に同等の装備が与えられていることから、日本仕様においても実現する見込みは高い。
なお海外仕様のキックスの画像を見る限りスマートフォンとの連携、Apple CarPlayやAndroid Autoへの対応は現状でも出来ているが、ディスプレイは7インチとかなり小型だ。マイナーチェンジを機に大画面ナビゲーションの採用やSOSコール(ヘルプネット)、更なるコネクテッド技術の搭載などにも期待したい。
[筆者:MOTA編集部]
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日産 キックス 予想スペック | |
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車種名 | 日産 Kicks(キックス) |
予想価格(消費税込み) | 199万円~280万円 |
全長×全幅×全高 | 4,295mm×1,760mm×1,590mm |
ホイールベース | 2,610mm |
駆動方式 | FF/4WD |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 1.5リッターガソリン/e-POWER(1.2リッター+ハイブリッド) |
燃料消費率(WLTCモード燃費) | 17.0km/L(ガソリン)/27.0km/L(e-POWER) |
※注記:上記スペックは全て編集部独自調査のもので、実際とは異なる場合があります
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